飯綱高原
日本の長野県にある高原
飯綱高原または飯縄高原(いいづなこうげん)は、長野県長野市芋井地区[1]の飯縄山南東斜面に広がる高原地帯[2]。標高約800mから1200mの範囲に広がる[2]。
概要
編集飯綱高原には飯縄山(飯綱山)や一の鳥居苑地があるエリアのほか、飯綱高原スキー場やハイランドホール飯綱があるスキー場エリア、複数のグラウンドやボブスレー・リュージュパークがあるスポーツエリア、飯綱高原キャンプ場や大谷地湿原などがある大座法師池・キャンプ場・大谷地湿地エリア、大池や逆谷地湿原がある湖沼・逆谷地湿原エリアに分けられる[3]。
戸隠山への修験道の一部を成したほか、一の鳥居は戸隠神社の最初の鳥居であり、辺り一帯には宿坊が多く並んでいた。
長野オリンピックでフリースタイルスキー、ボブスレー、リュージュの会場となった。高地にあるため、電力会社やNTTの無線中継所なども存在する。
そのほか高原東部にある霊仙寺湖周辺には温泉施設などもある。
歴史
編集古くから火入れが行われ、放牧や採草などが行われてきた半自然草原であり草地が広がっている[2]。周辺の高原地は江戸時代までは入会地として、明治時代以降は民有林として採草地になっていた[4]。特に第二次世界大戦後は草地とミズナラ林の大部分がカラマツの植林地となった[2]。また別荘地や住宅地、ゴルフ場の開発なども行われるようになった[4]。
観光スポット
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冬の霊仙寺湖の夕景
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大谷地湿原
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大座法師池ボート場
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戸隠神社一の鳥居跡(一の鳥居苑地)
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飯綱高原スキー場
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いいづなリゾートスキー場
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長野県自治研修所(旧長野県庁舎)
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旧長野県師範学校教師館
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旧ダニエル・ノルマン邸
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グリーン・ヒルズ小中学校
交通
編集長野市内から戸隠バードライン、浅川ループラインを使い約30分。
普通車は、長野市道大座法師池西高線(七曲り・大貨大特特定中型車通行不可)・戸隠バードラインを利用可能。
県庁前より長野県道399号長野豊野線(県庁通り)、国道406号、長野県道76号長野戸隠線、長野県道453号飯綱高原芋井線も利用可能。
参考文献
編集- 『長野県百科事典』(1974年 信濃毎日新聞社)
脚注
編集- ^ 長野市 - 芋井地区
- ^ a b c d 須賀 丈「長野県環境保全研究所飯綱庁舎自然観察路および飯綱高原スキー場周辺のチョウ類」『長野県環境保全研究所研究報告』第5号、長野県環境保全研究所。
- ^ “第4回長野市PFI事業等審査委員会 資料3-2”. 長野市. 2024年8月19日閲覧。
- ^ a b 富樫均、田中義文、興津昌宏「長野市飯綱高原の人間活動が自然環境に与えた影響とその変遷」『長野県自然保護研究所紀要』第7号、長野県自然保護研究所、1-16頁。