飯田中継局
飯田中継局(いいだちゅうけいきょく)は、長野県飯田市にあるテレビとラジオの中継局である。なお、当項ではコミュニティ放送である飯田エフエム放送の送信所についても記載する。
概要
編集- 当中継局には、在長放送局のテレビ・ラジオの中継局が置かれ、飯田地域の広範囲に電波を発射している。
- 当中継局のテレビ放送の空中線電力は、長野県内(県域)のものとしては最大。
中継局概要
編集デジタルテレビ放送
編集リモコン キーID |
放送局名 | チャンネル 番号 |
空中線 電力 |
ERP | 偏波面 | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | NHK 長野総合 |
46 | 100W | 620W | 水平偏波 | 長野県 | 約-世帯 | 2006年 10月1日 |
2 | NHK 長野教育 |
48 | 全国 | |||||
4 | TSB テレビ信州 |
35 | 長野県 | |||||
5 | abn 長野朝日放送 |
33 | ||||||
6 | SBC 信越放送 |
36 | ||||||
8 | NBS 長野放送 |
49 |
- 2006年6月16日に予備免許が交付され[1]、10月1日に本放送を開始した。
アナログテレビ放送
編集チャンネル 番号 |
放送局名 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|
3 | NHK 長野教育 |
映像250W/ 音声63W |
映像1.05kW/ 音声260W |
全国 | 約5万世帯 | 1962年 11月1日[2] |
4 | NHK 長野総合 |
映像1kW/ 音声260W |
長野県 | 1960年 4月1日[3] | ||
6 | SBC 信越放送 |
映像1.1kW/ 音声280W |
1960年 4月1日 | |||
40 | NBS 長野放送 |
映像1kW/ 音声250W |
映像8.6kW/ 音声2.1kW |
1969年 4月1日[注 1] | ||
42 | TSB テレビ信州 |
映像8.1kW/ 音声2kW |
1980年 10月1日[注 2] | |||
44 | abn 長野朝日放送 |
映像8.6kW/ 音声2.1kW |
- 2011年7月24日をもってすべて廃止された。
FMラジオ放送
編集周波数 (MHz) |
放送局名 | 空中線電力 | ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|
77.4 | NHK 長野FM |
100W[6][7][8] | 300W[6] | 長野県 | 54,827世帯[9] | 1969年3月1日[10] (1965年3月22日[11]) |
88.3 | FM長野 長野エフエム放送 |
330W[7] | 1988年9月19日[9] | |||
94.2 | SBC 信越放送[12] |
140W[8] | - | 2018年6月20日[12] |
AMラジオ放送
編集周波数 (kHz) |
放送局名 | 呼出符号 | 空中線 電力 |
放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|
621 | NHK 長野第1 |
(なし) | 1kW | 長野県 | 約7万世帯 | 1942年 8月15日 |
1098 | SBC 信越放送 |
JOSW | 1954年 2月25日 | |||
1476 | NHK 長野第2 |
(なし) | 全国 | 1952年 5月1日 |
- NHKの中継局は太平洋戦争開戦に伴う電波管制によって悪化した受信状態を改善するため、1942年8月15日、飯田臨時放送所として開設された(第1放送のみ)。太平洋戦争終了後の1945年10月26日、飯田中継放送所と改称され、1946年9月1日、呼出符号がJOAK7に決定、1948年7月1日にはJOSQに変更された。1952年5月1日には第2放送の中継局が開設され、呼出符号JOSZが割り当てられた。呼出符号はいずれも1967年11月1日に廃止された。
コミュニティ放送送信所
編集周波数 | 放送局名 | 呼出符号 | 空中線 電力 |
ERP | 放送対象地域 | 放送区域 内世帯数 |
運用開始日 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
76.3MHz | 飯田エフエム放送 通称「FMいいだ」 愛称「i-STATION」 |
JOZZ4AM-FM | 20W | 51W | 飯田市の広範囲及び 下伊那郡喬木村・高森町 の各一部地域 |
約36,000世帯 | 2001年 10月15日 |
- 当送信所の本放送開始時間は、送信周波数にかけて、7時06分03秒である。
中継局置局住所
編集脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 地上デジタルテレビジョン放送局の予備免許の交付-善光寺平、松本、岡谷諏訪、伊那及び飯田の5中継局(総務省信越総合通信局)
- ^ 日本放送協会(編)『NHK年鑑'63』日本放送出版協会、1963年、198頁。
- ^ 日本放送協会 編『NHK年鑑1961』日本放送出版協会、1960年、400頁。
- ^ 開局二十周年記念事業委員会社史編纂専門部会 編『長野放送二十年の歩み』長野放送、1989年、171頁。
- ^ a b テレビ信州開局20周年実行委員会事務局社史編纂部会/編『テレビ信州20年のあゆみ』テレビ信州、2000年、214頁。
- ^ a b 無線局免許状情報(NHK-FM(総務省)
- ^ a b 無線局免許状情報(エフエム長野(総務省)
- ^ a b “無線局等情報検索 無線局免許状等情報”. 総務省. 2021年6月21日閲覧。
- ^ a b c NHKアイテック/編集; 日本放送協会/監修; 日本民間放送連盟/監修『全国テレビジョン・FM・ラジオ放送局一覧 2004』NHKアイテック、2004年、1040頁。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'69』日本放送出版協会、1969年、225頁。
- ^ a b 日本放送協会 編『NHK年鑑'65』日本放送出版協会、1965年、228頁。
- ^ a b “SBCラジオのワイドFMがはじまりました!!(北信・東信エリア92.2MHz):SBC信越放送:SBC信越放送”. sbc21.co.jp. 2018年6月6日閲覧。