預金金融機関(よきんきんゆうきかん、Depository institution)とは、アメリカ合衆国における金融機関の分類で、主に預金を通じて資金調達を行う金融機関[1]

金融機関の種類

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預金金融機関には、商業銀行(commercial banks)、貯蓄貸付組合(saving and loan associations)、貯蓄銀行(savings banks)、信用組合(credit unions)などがある[1]

商業銀行

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銀行は銀行持株会社法(Bank Holding Companies Act)に定義されており、商業銀行には連邦法に基づく国法銀行(national bank)と州法に基づく州法銀行(state bank)がある二元銀行制度(Dual Banking System)である[2]。銀行の多くは銀行持株会社(bank holding company)の傘下にある[2]

貯蓄金融機関

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連邦法に基づくものに連邦貯蓄金融機関(federal savings association)や連邦貯蓄銀行(federal savings bank)がある[2]。州法に基づく州貯蓄金融機関(state savings associations)に住宅貸付組合(building and loan association)、貯蓄貸付組合(savings and loan association, S&L)がある[2]

信用組合

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信用組合には、連邦法に基づく免許を受けた連邦信用組合(federal credit union)と、州法に基づく免許を受けた州信用組合がある[2]

出典

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  1. ^ a b 米国保険用語の解説”. SOMPO未来研究所. 2021年9月10日閲覧。
  2. ^ a b c d e 諸外国における金融制度の概要報告書(大和総研)”. 金融庁. 2021年9月10日閲覧。