静かなる叫び
2009年のカナダの映画
『静かなる叫び』(しずかなるさけび、Polytechnique)は2009年のカナダのドラマ映画。 監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ、出演はカリーヌ・ヴァナッスとセバスティアン・ユベルドーなど。 1989年12月6日にカナダのケベック州モントリオールにあるモントリオール理工科大学で起きた銃乱射事件をモチーフに描いた社会派作品[1]。
静かなる叫び | |
---|---|
Polytechnique | |
監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
脚本 |
ジャック・ダヴィッツ ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
製作 |
ドン・カーモディ マキシム・レミラール |
製作総指揮 |
ジュリアン・レミラール アンドレ・ルロ |
出演者 |
カリーヌ・ヴァナッス セバスティアン・ユベルドー マキシム・ゴーデット |
音楽 | ブノワ・シャレスト |
撮影 | ピエール・ギル |
編集 | リシャール・コモー |
製作会社 |
Remstar Media Partners Remstar Productions Don Carmody Productions |
配給 |
Alliance Vivafilm アット エンタテインメント |
公開 |
2009年2月6日 2017年1月14日 |
上映時間 | 77分 |
製作国 | カナダ |
言語 | フランス語 |
第30回ジニー賞で11部門にノミネートされ、作品賞や監督賞、脚本賞など9部門で受賞した[2](詳細は後述)。 日本では2017年1月から開催された「未体験ゾーンの映画たち2017」で上映された[3][4]。
ストーリー
編集1989年12月6日にモントリオール理工科大学で起きた銃乱射事件の顛末とともに、重傷を負いながらも生還した女子学生ヴァレリーと、混乱の中で負傷した女子学生を救おうと奔走した男子学生ジャン=フランソワのその後までを描く。
キャスト
編集- ヴァレリー: カリーヌ・ヴァナッス
- ジャン=フランソワ: セバスティアン・ユベルドー
- 殺人者: マキシム・ゴーデット
- ステファニー: エヴリーヌ・ブロシュ - ヴァレリーの親友。
- エリック: ピエール=イヴ・カルディナル - ヴァレリーの恋人。
- ジャン=フランソワの母: ジョアンヌ=マリー・トランブレー
作品の評価
編集映画批評家によるレビュー
編集Rotten Tomatoesによれば、15件の評論のうち高評価は87%にあたる13件で、平均点は10点満点中6.98点となっている[5]。 Metacriticによれば、6件の評論のうち、高評価は2件、賛否混在は4件、低評価はなく、平均点は100点満点中63点となっている[6]。
受賞歴
編集賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
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ジニー賞 | 作品賞 | ドン・カーモディ マキシム・レミラール |
受賞 |
監督賞 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ | 受賞 | |
主演女優賞 | カリーヌ・ヴァナッス | 受賞 | |
助演男優賞 | マキシム・ゴーデット | 受賞 | |
オリジナル脚本賞 | ジャック・ダヴィッツ | 受賞 | |
撮影賞 | ピエール・ギル | 受賞 | |
編集賞 | リシャール・コモー | 受賞 | |
音響賞 | ステファーヌ・ベルゲロン ピエール・ブラン ジョー・キャロン ブノワ・ルデュック |
受賞 | |
音響編集賞 | クロード・ボーグラン ギイ・フランクール キャロル・ガニョン クリスティアン・リヴェスト |
受賞 | |
作曲賞 | ブノワ・シャレスト | ノミネート | |
メイクアップ賞 | ジーナ・キャロン マルタン・リヴェスト |
ノミネート |
出典
編集- ^ “静かなる叫び”. 映画.com. 2018年7月17日閲覧。
- ^ Howell, Peter (2010年4月12日). “Polytechnique sweeps Genie Awards” (英語). The Star 2018年7月17日閲覧。
- ^ “静かなる叫び”. allcinema. 2018年7月17日閲覧。
- ^ “未体験ゾーンの映画たち2017”. 青山シアター. 2018年7月17日閲覧。
- ^ “Polytechnique (2009)” (英語). Rotten Tomatoes. 2020年10月13日閲覧。
- ^ “Polytechnique Reviews” (英語). Metacritic. 2020年10月13日閲覧。