青森女性首輪監禁暴行死事件
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青森女性首輪監禁暴行死事件(あおもりじょせいくびわかんきんぼうこうしじけん)は2012年に起きた傷害致死事件。 被害者が同じグループ内の犯人達に首輪とワイヤーで監禁され半月もの拷問・暴行の末、死亡した事件。
青森女性首輪監禁暴行死事件 | |
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場所 |
青森県青森市 八ツ役のアパート |
日付 | 2012年10月5日 |
攻撃手段 | 暴行、脅迫、マインドコントロール |
被害者 | 女性A(当時31歳) |
犯人 |
主犯 女B(当時40歳) 男C(当時37歳) 主犯の女と交際関係にあった男D(当時38歳) 被害者と交際関係にあった男E(当時38歳) |
容疑 | 傷害致死罪 |
対処 | 逮捕・起訴 |
概要
編集事件は2012年10月5日夜、被害者Aと交際していた男Eが「同居の女性が死んでいる」と110番して発覚。 台所に全裸でうつ伏せになり死亡しているのが発見された。近くには犬用の首輪とワイヤ、南京錠が残っていた。 司法解剖などで、被害者Aは5日に多臓器不全で死亡した可能性が高く、体の60箇所以上に外傷があったことが分かった。
青森県警青森署は同日深夜、通報者で同居していたトラック運転手の男Eを逮捕監禁容疑で逮捕した。[1]
捜査の結果、次いで男女3人(主犯の女B,男C,男D)が逮捕された。[2]
2013年12月、Bに懲役15年、CとDに懲役12年、Eに懲役9年の判決が下された。[3]
当事者の関係図
編集主犯Bは交際関係にあったDと知人のCと共に1999年頃に「明手会」という団体を作った。この団体にEとEの交際相手であったAが加入する。
当初は、正月やクリスマスに一緒に遊ぶ仲良しグループの様なものであったが、数カ月たったころ、「神と話せる」と自称していたリーダー格のBが悩みを持つ会員に「悪霊払い」をし始めて変質。
Bが「私の力だけでは足りない。ゲームで高得点を出して神の力を大きくして」と指示し、人気テレビゲーム「バイオハザード」などの「悪魔」と戦うゲームやパチンコで高得点を目指す活動になった。また、「体を大きくすればより力がもらえる」として会員に体重を増やすよう要求していたという。 活動の内容は9割がゲームだった。
被害者への暴行
編集被害者Aは母親から400万以上の借金をしており、このお金も明手会の会費としてBに略取されていた。
やがて主犯BがAに難癖をつけ、他のC,D,Eに暴行を指示し始めた。 すりこぎ棒や特殊警棒で殴りつける、ライターオイルをかけて、火をつける、タバコの火を押し付けるなどの暴行を、多数回繰り返した。 暴行・拷問は半月ほどの長きにわたり、10月3日~4日未明の間に、EのアパートでEとCに「首輪でAを縛っておけ」と指示し、首輪とワイヤで台所に拘束した。
Bらはいったん自宅に戻ったが、被害者Aの死亡直前の同5日未明に再びEのアパートに。
法廷での証言で、Bはその時のAの様子について「手を後ろにして座り、ぼーっとしていた」と話した。 そしてそのままAを放置した。[4]
脚注
編集- ^ “青森「首輪女性怪死」助け呼ばず繋がれたまま…逮捕男性と1年前から同居”. 20121009閲覧。
- ^ “新たに男女3人を逮捕 青森女性監禁事件”. 20121013閲覧。
- ^ “青森・女性監禁死事件 「神と会話」と称する女に懲役15年の判決”. 20131210閲覧。
- ^ “青森・監禁女性死亡:斎藤被告、自らの指示認める 公判で証人出廷 首輪の購入と拘束 ”. 20131007閲覧。