青山ラブストーリーズ
『青山ラブストーリーズ』(あおやまラブストーリーズ)は、コナミ(現・コナミデジタルエンタテインメント)がプレイステーションで発売する予定だった、大人の恋愛をテーマとしたアドベンチャーゲームである。
1997年に制作が発表され、東京ゲームショウなどでの展示も行われた[1]が、そのままお蔵入りとなった。
開発はコナミコンピュータゲームズ青山。
概要
編集コナミの提唱していたジャンル名は「インタラクティブ・トレンディドラマ」。
東京・青山を舞台にした、夢を追いかける4人の男女による「自分探しの物語」をテーマに、同社の恋愛シミュレーションゲーム・ときめきメモリアルとは異なった、大人向けの恋愛をバックボーンとした作品を送り出そうというコンセプトで開発されていた。
主人公格の登場人物4人のうち誰の視点でプレイするか、そこでどんな選択をするかによってストーリーが分岐する設計となっていた。
しかし1997年にこそ情報公開が続いていたものの、翌1998年になるとそれも途絶え、一方でプラットフォームがWindowsに変更されるなど迷走。その後、同年行われたコナミコンピュータゲームズ青山の消滅(コナミコンピュータエンタテインメントジャパンに吸収合併)とともに、本作の消息も不明となり、結局発売中止になった[2]。
主な登場人物
編集脚注
編集参考文献
編集- 天野譲二『幻の未発売ゲームを追え! 今明かされる発売中止の謎』徳間書店、2017年3月31日。ISBN 978-4-19-864380-5。