霧裏山
霧裏山(むりやま)は、北海道の釧路市にある標高612.6mの山である。山頂には一等三角点「霧裏山」が設置されている[1]。
霧裏山 | |
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![]() ナイタイ高原牧場から望む霧裏山(中央) | |
標高 | 612.6 m |
所在地 |
![]() 釧路市 (白糠郡音別町) |
位置 | 北緯43度00分59秒 東経143度43分17秒 / 北緯43.01639度 東経143.72139度座標: 北緯43度00分59秒 東経143度43分17秒 / 北緯43.01639度 東経143.72139度 |
山系 | 白糠丘陵 |
![]() |
概要
編集白糠丘陵中央部に位置する山で、主稜線から音別町側に少し伸びた支稜線上にある。国土地理院地形図には掲載されていないが白糠丘陵では知られた山である。山頂には国土交通省が管理するレーダ雨量計が設置されており、函岳・ピンネシリ同様に管理用の道路が山頂まで伸びている。なおこの山頂へ行く道路は日本で2番目に長い林道である道東林道から伸びており、道東林道で崩壊や廃道化が起きているなどの要因から一般車両では山頂へ行くことはできない。
山名は南部を流れるムリ川に由来し、アイヌ語の「muirt(敷物に織る草)」に由来すると考えられているが、「ムリ」が指す草については不明である[2]。漢字表記では「霧裏」の他に「霧里」と表記する場合もある。
登山
編集先述の通り、山頂まで林道が伸びているが道東林道が閉鎖されているため車で行くことはできない。主なルートは浦幌町の留真温泉から伸びる道東林道を車で進むと途中でゲートに到着するためそこからは林道を徒歩で進む。釧路市との境には山頂へ行く林道があるためその林道へ入り進むとレーダー施設があり、施設からは林道を外れ尾根を登ると山頂へ至る。
脚注
編集- ^ “基準点成果等閲覧サービス”. sokuseikagis1.gsi.go.jp. 2025年1月20日閲覧。
- ^ Bojan, 投稿者. “北海道のアイヌ語地名 (1147) 「ルシケウシ沢川・オサッペ沢川・ムリ川」”. 2025年1月20日閲覧。