隆国寺
兵庫県豊岡市日高町荒川にある曹洞宗の寺院
隆国寺(りゅうこくじ)は、兵庫県豊岡市日高町荒川にある曹洞宗の寺院である。関西花の寺二十五カ所6番、近畿楽寺寿観音三十三カ所霊場第4番、宝の寺七福神但馬布袋霊場である。牡丹の寺として知られている。境内では牡丹の他に、椿、山あじさい、沙羅などの花木がみられる。
隆国寺 | |
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所在地 | 兵庫県豊岡市日高町荒川22 |
位置 | 北緯35度27分25.89秒 東経134度43分17.40秒 / 北緯35.4571917度 東経134.7215000度 |
山号 | 布金山長者峰 |
宗派 | 曹洞宗 |
本尊 | 聖観世音菩薩 |
創建年 | 室町時代 |
開基 | 垣屋 播磨守 隆國 |
正式名 |
布金山長者峰隆国寺 布金山長者峰隆國寺 |
別称 | 但馬ぼたん寺 |
札所等 |
関西花の寺二十五カ所6番 近畿楽寺寿観音三十三カ所霊場第4番 宝の道七福神 但馬霊場(布袋尊) 但馬七花寺霊場 |
文化財 | 隆国寺障壁画 (兵庫県文化財) |
公式サイト | 隆国寺 |
法人番号 | 1140005012406 |
歴史
編集隆国寺は、室町時代に山名氏の四天王筆頭である垣屋播磨守隆国の菩提寺として開基されたと伝えられている。実質的な開基ともいわれる垣屋光成は、策彦周良から、1576年(天正4年)に「悦岩」道号記を授かり、その際、策彦周良が中国から持ち帰った牡丹が贈られた。それが、 隆国寺で牡丹が植えられることになった始まりとされる。1623年(元和9年)に阿瀬谷金山より現在地に移された。天保年間の飢饉の時、寺の米蔵で民が救われ、その人々の手により庭園が造られ、牡丹園が再建されたと伝えられる。以来、この寺は、但馬ぼたん寺とよばれるようになり、現在は、牡丹のみならず、椿、山あじさい、沙羅など四季折々の花が植えられている。
行事
編集- 1月1日〜3日 - 大般若
- 5月 - 花祭り
- 8月7日 - 大施餓鬼
境内
編集文化財
編集アクセス
編集周辺情報
編集脚注
編集- ^ 兵庫県教育委員会文化財課 兵庫県立博物館準備室『近世の障壁画(但馬編) 』 但馬文化協会、1982年7月、pp.24-48,133-134。
外部リンク
編集- 隆国寺ブログ
- 丹ものがたり - ウェイバックマシン- 垣屋(かきや)氏、隆国寺についての記載あり
- 近畿楽寺寿観音三十三カ所霊場
- 但馬七花寺霊場