陽気な踊子
『陽気な踊子』(ようきなおどりこ、英語: The Matinee Idol, 「マチネのアイドル」の意)は、1928年(昭和3年)製作・公開、コロンビア ピクチャーズ製作・配給によるアメリカ合衆国のサイレント映画である[1]
陽気な踊子 | |
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The Matinee Idol | |
監督 | フランク・キャプラ |
脚本 | エルマー・ハリス |
原作 |
ロバート・ロード アーネスト・パガノ |
製作 |
フランク・キャプラ ハリー・コーン |
出演者 |
ベッシー・ラヴ ジョニー・ウォーカー |
撮影 | フィリップ・タンヌラ |
編集 | アーサー・ロバーツ |
製作会社 |
コロンビア ピクチャーズ フランク・R・キャプラ・プロダクションズ |
配給 |
コロンビア映画 スター・フィルム |
公開 |
1928年3月14日 1928年11月22日 |
上映時間 |
66分 56分 1997年復元版 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
略歴・概要
編集1922年(大正11年)にデビューしたフランク・キャプラ(当時のクレジットはフランク・R・キャプラ)の監督第7作として[2][3]、コロンビア ピクチャーズが提供、フランク・R・キャプラ・プロダクションズが製作、コロンビア映画が配給して、合衆国内では1928年3月14日に公開された[1]。原作は、ロバート・ロードとアーネスト・パガノが執筆した戯曲 Come Back to Aaron (「アーロンに帰れ」の意)で、これを映画のためにエルマー・ハリスが翻案した[1]。
日本では、同年11月22日、スター・フィルムの配給で公開された[4]。
長らく「失われた映画」とされていたが、1990年代に発見され、1997年(平成9年)に映画芸術科学アカデミーおよびソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(コロムビア映画の後身)がデジタル復元した[3]。復元されたのは56分のヴァージョンである[1]。同年、アカデミー・フィルム・アーカイヴは、日本の東京国立近代美術館フィルムセンターに復元プリントを寄贈、同センターも所蔵することとなった[3]。同センター所蔵版は「57分」と記述されている[3]。
スタッフ
編集- プロデューサー : フランク・キャプラ、ハリー・コーン
- 監督 : フランク・キャプラ
- 原作 : ロバート・ロード、アーネスト・パガノ (Ernest Pagano)
- 脚本 : エルマー・ハリス (Elmer Blaney Harris)
- コンティニュイティ : ピーター・ミルン
- 撮影 : フィリップ・タンヌラ
- 編集 : アーサー・ロバーツ
キャスト
編集- クレジット順
- ベッシー・ラヴ - ジンジャー・ボリヴァー
- ジョニー・ウォーカー - ハリー・マンことドン・ウィルソン
- アーネスト・ヒリアード - アーノルド・ウィンゲイト
- ライオネル・ベルモア (Lionel Belmore) - ジャスパー・ボリヴァー
- デイヴィッド・マー (David Mir) - エリック・バリメイン
- クレジット外
- ジョー・ボルドー (Joe Bordeaux) - オーディションを受ける役者
- シドニー・ブレイシー (Sidney Bracey) - ドンの付き人
- シドニー・ダルブルック (Sidney D'Albrook[5]) - J・マディゾン・ウィルバーフォース
- メアリー・ゴードン (Mary Gordon|) - 女性観客
関連事項
編集註
編集- ^ a b c d The Matinee Idol, Internet Movie Database , 2010年7月7日閲覧。
- ^ Frank Capra - IMDb , 2010年7月7日閲覧。
- ^ a b c d 陽気な踊子 - フィルム・コレクションに見るNFCの40年、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年7月7日閲覧。
- ^ 『20世紀アメリカ映画事典』、編・畑暉男、カタログハウス、2002年4月、ISBN 4905943507, p.420.
- ^ Sidney D'Albrook - IMDb , 2010年7月7日閲覧。
外部リンク
編集- 陽気な踊子 - ウェイバックマシン(2010年11月27日アーカイブ分) - movie-fan.jp
- 陽気な踊子 - allcinema
- 陽気な踊子 - KINENOTE
- The Matinee Idol - オールムービー
- The Matinee Idol - IMDb