限界団地
限界団地(げんかいだんち)とは、住民の半数以上が高齢者であり、高齢化が進んだ団地である。
高度経済成長期に建築され、そこに入居した親世帯の子供が独立して両親、もしくは片親が残り、一方で新たな入居者がいないことがおもな原因で、高齢化や孤立化のほか、建物の老朽化や空室の増加などといった問題が生じている[1]。
一例として、大阪府において限界団地となっている団地の特徴としては、高度経済成長期に建てられた府営住宅であり、エレベーターのない5階建てや、エレベーターが2・3階ごとにしか止まらない2DKの高層住宅で、建っている地域は電車の駅から遠く、買い物に不便で、医療、介護の施設が乏しい[2]。
脚注
編集- ^ デジタル大辞泉『限界団地』 - コトバンク。2016年3月9日閲覧。
- ^ 石田易司, 小柳敬明, 川井太加子「限界集落に暮らす人々の医療・介護といきがい 限界集落の高齢者のいきがいと介護」(PDF)『桃山学院大学総合研究所紀要』第39巻第1号、桃山学院大学、2013年8月、91-137頁、ISSN 1346-048X、NAID 110009893249。
外部リンク
編集- 阪井暖子「大都市圏郊外戸建住宅地における空地等の発生消滅の実態と要因に関する研究:首都圏および近畿圏の郊外戸建住宅地を対象として」『都市計画論文集』第49巻第3号、日本都市計画学会、2014年、1035-1040頁、doi:10.11361/journalcpij.49.1035、ISSN 0916-0647、NAID 130004700676。