あべ美佳
作家、脚本家
(阿部美佳から転送)
あべ 美佳(あべ みか、1971年[1]6月30日 - )は、日本の脚本家、作家。旧名義は阿部 美佳。山形県尾花沢市出身[1]。
あべ みか あべ 美佳 | |
---|---|
プロフィール | |
別名 | 阿部 美佳 |
誕生日 | 1971年6月30日 |
出身地 | 日本 山形県尾花沢市 |
受賞 | |
日本テレビシナリオ登龍門 優秀賞(『沈まない骨』) 創作テレビドラマ脚本懸賞 最優秀作(『曲がれない川』) |
人物・来歴
編集山形県立新庄北高等学校を卒業後に上京[2]。文教大学国際学部卒業[2]。郷土の方言に愛着を持っており、NHK山形放送局のローカルバラエティー番組『今夜はなまらナイト』を生み出すきっかけを作った[要出典]。
2000年の夏、会社勤めの傍ら、シナリオ教室に通いだす。2002年、初めて書いた1時間もののシナリオ「沈まない骨」が、日本テレビシナリオ登龍門で優秀賞を受賞[1]。神木隆之介主演でドラマ化される。
2006年、ふるさと山形の外国人妻問題を題材にした作品『かあちゃんが来た』(『曲がれない川』から改題)で、NHK創作テレビドラマ脚本懸賞最優秀賞受賞[1]。同年、NHKが甲本雅裕とブイ・ティ・フェン主演でオール山形ロケ撮影により制作し、「かあちゃんが来た」というタイトルへ改題される形でドラマオンエアされる。山形の視聴率は26%、全国視聴率は10.6%であった。[要出典]国際ドラマフェスティバル2009東京ドラマアウォード・ローカルドラマ賞受賞[1]。
2014年NHK東北放送文化賞受賞[1]。
作品
編集脚本
編集テレビドラマ
編集- 沈まない骨(2002年、日本テレビ)
- 優しさ便り『母さんの宝物』(2002年、日本テレビ)
- かあちゃんが来た(2006年、NHK)
- 高島忠夫 うつへの復讐 〜絶望からの復活〜(2007年、日本テレビ)
- 『陽炎の辻』シリーズ(2007年 - 、NHK)
- 『陽炎の辻3』ワンセグスピンオフドラマ『プチかげ』(2009年4月 - 、全14話、NHK)
- NHK仙台放送局開局80周年記念ドラマ『お米のなみだ』(2008年9月19日放送、NHK) - 国際ドラマフェスティバル2009東京ドラマアウォードローカル・ドラマ賞受賞
- 青い文学シリーズ 夏目漱石『こころ』(2009年10月 - 、日本テレビ)
- よるドラ『いいね!光源氏くん』(2020年4月 - 、NHK)
- よるドラ『いいね!光源氏くん し~ずん2』(2021年6月、NHK)
- 真夜中ドラマ『ホメられたい僕の妄想ごはん』(2021年7月- 、テレビ大阪・BSテレ東)
- NHK大分発地域ドラマ『君の足音に恋をした』(2022年3月、NHK)
ゲーム
編集- ゲームシナリオ『99のなみだ』(2008年発売)
- ゲームシナリオ『わくわく農園』(2015年4月 - )
ラジオドラマ
編集- FMシアター『父さんの花笠』(2008年8月23日放送、NHK)
- 青春アドベンチャー『神南の母(ママ)の備忘録(メモワール)』(2010年12月放送、NHK)
- FMシアター『温もりの値段』(2012年4月20日放送、NHK)
- 青春アドベンチャー『やけっぱちのマリア』(2012年12月放送、NHK-FM放送)
- NHK山形なまらナイトNEOラジオドラマ『cafeあがすけ』(2013年4月 - 、月1回放送)
- FMシアター『命のバトン』(2015年7月25日放送、NHK)
- NHK FMシアター『きっと そらへ行く』(2016年12月10日放送)
- NHK FMシアター『空振りホームラン』(2017年12月9日放送)
- FMシアター『響け、100年目の第九』(2018年12月22日放送)
舞台
編集- 舞台 手塚治虫ドラマシアター『バイパスの夜』『角』(2012年8月)
- 舞台 『LIFT ~抱きあげたい~』(2022年10月)
テレビアニメ
編集- NHKアニメワールド 団地ともお(2013年4月 - 、NHK)
- アニメ『鬼平』(2017年1月 - 3月、テレビ東京)
- アニメ『ピアノの森』(2018年4月 - 、NHK)
- アニメ『ピアノの森 シーズン2』シリーズ構成&脚本(2019年1月 - 、NHK)
映画
編集- 映画『いしゃ先生』(2015年11月7日 山形県先行上映 2016年1月9日 全国上映 有楽町ヒューマントラストシネマ他)
- 映画『キッチン』(2016年 短編)※脚本&監督
漫画原作
編集著作
編集小説・出版
編集- 『あなたを抱きしめてもいいですか』(2008年7月連載終了)
- 雪まんま(日本農業新聞、連載小説2010年7月 - 2011年3月)
- 『雪まんま』(NHK出版、2012年4月28日発売)
- 元栃桜・高橋光弥のどっこい人生(2010年12月25日発売)編集協力
- 『あべ美佳の読書日記』(日本農業新聞、書評連載 2011年 - )
- 『女医・志田周子 町おこし映画顛末記』(山形新聞エッセイ連載 2013年 - )
- 『いしゃ先生』(全国保険医団体連合会、小説連載 2013年 - )
- 『いしゃ先生』(PHP文芸文庫2015年9月発売)
- 『晴雨計』(新潟日報 エッセイ 2016年9月 - )
- 『あしたを乗せて』(婦人之友社 2016年9月号 - )
- 『ICHI-JINN いちじん』(2016年11月 - )
- 『しあわせの黄色いバス 東京バスガール物語』(PHP文芸文庫、2018年1月11日発売)
- 『わたしが裸になる日』(2023年1月発売 )
- 『未来からミライへ』(2023年 児童文学)
- 『三十一文字のカルテ』(2023年- 全国保険医新聞連載)
出演
編集- 今夜はなまらナイト(NHK山形放送局)
- “なまらナイターズ”の一員。ほかのメンバーは、テツandトモ、白崎映美(上々颱風)、藤田千枝、柴田徹。
- NHK山形放送局地デジ推進スポット「地デジもなまらナイト」尾花沢・銀山温泉編 - ウェイバックマシン(2010年8月23日アーカイブ分)
脚注
編集- ^ a b c d e f “講演会講師|あべ美佳:講演会依頼:NHKプロモーション”. www.nhk-p.co.jp. NHKプロモーション. 2022年8月26日閲覧。
- ^ a b 山内真弓 (2019年10月9日). “ぐるっと東日本・母校をたずねる 山形県立新庄北高/2 古里での経験、創作の源 脚本家・あべ美佳さん /東京”. 毎日新聞 2020年3月30日閲覧。
- ^ “AIにマンガは作れるのか?「TEZUKA2020」から生まれた読み切り「ぱいどん」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020-02.-27) 2020年6月18日閲覧。
外部リンク
編集- NHK仙台 お米のなみだ(期間限定) - ウェイバックマシン(2008年9月15日アーカイブ分)
- NHK山形放送局 今夜はなまらナイト - ウェイバックマシン(2008年4月8日アーカイブ分)
- 日テレ 青い文学シリーズ
- 青春アドベンチャー - ウェイバックマシン(2002年8月3日アーカイブ分)