防府貨物駅

かつて日本の山口県防府市にあった日本貨物鉄道の駅

防府貨物駅(ほうふかもつえき)は、かつて山口県防府市大字江泊にあった、日本貨物鉄道(JR貨物)山陽本線貨物駅廃駅)である。

防府貨物駅
ほうふかもつ
HŌfu Kamotsu
富海 (3.0 km)
(4.2 km) 防府
地図
山口県防府市大字江泊字西水尻2288-1
北緯34度2分32.90秒 東経131度36分29.19秒 / 北緯34.0424722度 東経131.6081083度 / 34.0424722; 131.6081083座標: 北緯34度2分32.90秒 東経131度36分29.19秒 / 北緯34.0424722度 東経131.6081083度 / 34.0424722; 131.6081083
所属事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 山陽本線
キロ程 437.2 km(神戸起点)
電報略号 ホフカ
駅構造 地上駅
開業年月日 1986年昭和61年)11月1日[1]
廃止年月日 2012年平成24年)度内
備考 併設されていたオフレールステーションのみ残存
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現在は併設されていた防府貨物オフレールステーション(現在は防府貨物新営業所)のみが、コンテナ集配施設として存続している。

概要

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1998年平成10年)から貨物列車の発着がなくなり、2006年(平成18年)からオフレールステーション(ORS)として稼動していた。また、駅構内の信号機等も使用停止中になっていたが、本線の出発信号機のみ2009年(平成21年)度まで使用されていたため、採時駅となっていた(いわゆる信号場扱い)。

しかし、2010年(平成22年)1月現在、構内のレール・本線とのポイントの撤去が進められ、同年3月13日ダイヤ改正時には全てのポイントが撤去された末に場内・出発信号機閉塞信号機に変更され(そのため、富海駅 - 防府駅間では閉塞信号機の番号が振り直された)、運転時刻表からも「防府貨物」の欄は消滅した。このため、鉄道の停車場としては事実上の廃止状態となった。

その後も登記上駅は存続していたが、2012年(平成24年)度内(日時不明)に貨物駅としては廃駅扱いとなり[注釈 1]、防府貨物ORSは貨物駅ではないコンテナ集配施設としての扱いに移行したようである。

歴史

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  • 1986年昭和61年)11月1日:防府駅高架化により、その貨物取扱業務を分離する形で開業[1]
  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる[2]
  • 1998年平成10年)10月3日:貨物列車の発着が廃止。自動車代行駅となる。
  • 2006年(平成18年)4月1日:防府貨物オフレールステーションの名称を使用開始。
  • 2012年(平成24年)度内(日時不明):廃止。「防府貨物オフレールステーション」の名称のままコンテナ集配施設となる。
  • 2017年(平成29年)10月1日:防府貨物オフレールステーションから防府貨物新営業所に形態変更[3]

貨物駅時代の駅構造

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1面のコンテナホーム、1本のコンテナ荷役線を有していた。本線に到着した貨物列車は、一旦防府駅方の引き上げ線に入った後、推進運転でホームへ進入する構造となっていた。

取扱貨物

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貨物駅時代の隣の駅

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西日本旅客鉄道(JR西日本)
山陽本線
富海駅 - 防府貨物駅 - 防府駅

脚注

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注釈

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  1. ^ 鉄道貨物協会「貨物時刻表」の「JR貨物全営業線」において、山陽線の駅は2012年度版まで16駅(全路線総駅数253駅)であったのが、2013年度版より15駅(全路線総駅数252駅)に減少しており、防府貨物駅は駅として計上されなくなった模様。また、JR貨物公式サイトの環境・社会報告書によると、2012年4月1日時点では駅数が253駅であり、この時点では登記上存続している。

出典

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  1. ^ a b “日本国有鉄道公示第107号”. 官報. (1986年10月9日) 
  2. ^ 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、233頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 石野哲『駅名来歴事典 国鉄・JR・第三セクター編』p.87 JTBパブリッシング刊 2022年、ISBN 978-4-533-15118-7

関連項目

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