関口鯉吉
関口 鯉吉(せきぐち りきち、1886年1月29日 - 1951年8月10日)は、日本の天文学者、気象学者、東京帝国大学名誉教授。静岡県出身。関口隆吉の四男。新村出(言語学者)は実兄。朝永振一郎の義父。旧制第一高等学校、東京帝国大学理科大学星学科卒業。朝鮮総督府観測所、神戸海洋気象台、中央気象台技師などを経て、1936年東京帝大教授兼東京天文台長。1946年定年退官、1949年まで帝国女子理学専門学校(現在の東邦大学)校長。文部省専門学務局長として科学行政に携わる。
著書
編集- 『太陽』岩波書店(科学叢書)、1925年、
- 『太陽黒点』新光社、1926年
- 『天界片信』興学会出版部、1926年
- 『天体』岩波書店(通俗科学叢書)、1926年
- 『太陽研究の新紀元』岩波書店(学芸叢書)、1929年
- 『天体物理学 観測と統計』岩波書店(岩波全書)、1935年
- 『太陽仰讃』日光書院、1947年
- 『太陽新説』国立書院、1948年
- 『天空憬仰』国立書院、1948年
- 『星と原子力』誠文堂新光社、1948年
- 『暦と気候』古今書院、1949年
- 『天文学入門』古今書院、1949年
- 『自然現象の予報』弘文堂(アテネ新書)、1951年
- 『私たちの太陽』岩波書店(少国民のために) 1952年
共著
編集- 『天文学通論』鈴木敬信共著 地人書館、1935年
翻訳
編集- ジョージ・エラリー・ヘール『新時代の宇宙研究』岩波書店 1927年
参考文献
編集- 『新潮日本人名辞典』1991年
学職 | ||
---|---|---|
先代 本田親二 国枝元治 平山信 |
日本天文学会理事長 1945年 - 1947年 1941年 - 1943年 1937年 - 1939年 |
次代 萩原雄祐 本田親二 国枝元治 |
その他の役職 | ||
先代 額田晉 帝国女子理学専門学校長 |
東邦女子理学専門学校長 1947年 - 1949年 帝国女子理学専門学校長 1946年 - 1947年 |
次代 高木逸雄 校長事務取扱 |