長等神社
滋賀県大津市にある園城寺の鎮守社
長等神社(ながらじんじゃ)は、滋賀県大津市三井寺町にある神社。かつては新日吉社や新宮社とも呼ばれていた、園城寺(三井寺)の鎮守社。旧社格は県社。
長等神社 | |
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所在地 | 滋賀県大津市三井寺町4-1 |
主祭神 |
建速須佐之男大神 大山咋大神 市杵島姫大神 宇佐若宮下照姫大神 八幡大神 |
社格等 | 旧県社 |
創建 | 天智天皇6年(667年) |
本殿の様式 | 五間社流造 |
例祭 | 例祭・5月5日 |
歴史
編集天智天皇が天智天皇6年(667年)に近江大津宮に遷都した際、長等山の岩座谷に建速須佐之男大神を祀ったのが始まりである。貞観2年(860年)2月、前年に園城寺初代長吏に就任した円珍が、園城寺の鎮守として当社に山王権現を合わせて祀り、園城寺の鎮守社とし、社名を延暦寺の鎮守社である日吉大社に対応して新日吉社、またの名を新宮社とした。
天喜2年(1054年)4月、庶民も参詣できるようにと長等山上から現在地に遷座する。
南北朝時代の建武3年(1336年)に戦乱に巻き込まれて社殿が焼失するが、暦応3年(1340年)に室町幕府将軍足利尊氏により再建される。
明治時代に入り、神仏分離の流れの中で園城寺から独立し、1883年(明治16年)に名称を長等神社に改める。1904年(明治37年)には楼門が建立され、1910年(明治43年)1月、県社となる。
祭神
編集境内
編集文化財
編集大津市指定有形文化財
編集- 楼門
祭事
編集- 例祭・5月5日
交通アクセス
編集参考文献
編集- 長等神社由緒