長尾川 (静岡県)
日本の静岡県静岡市を流れる巴川水系の二級河川
長尾川(ながおがわ)は、静岡県静岡市葵区・清水区を流れる二級河川である。
長尾川 | |
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長尾川中流(静岡市葵区瀬名) | |
水系 | 二級水系 巴川 |
種別 | 二級河川 |
延長 | 8.87 km |
平均流量 | - m3/s |
流域面積 | - km2 |
水源 | 竜爪山東麓 |
水源の標高 | 1051 m |
河口・合流先 | 巴川 |
流域 | 静岡県 |
地理
編集巴川水系最大の支川である。
竜爪山東麓(静岡市葵区平山)に源を発し、「平山口」からの登山ルート沿いの源流域には「三丁目の滝」「五丁目の滝」「縁結の滝」「肝冷しの滝」「竜走の滝」と呼ばれる滝群が見られる[1]。
「平山口」から2kmほど流下すると、右岸から市原沢が合流し、ここが二級河川としての管理起点となっている。
管理起点からさらに1kmほど流下すると、同じく右岸から則沢川が合流する。
中流部(静岡市立竜爪中学校付近)には、水辺に親しめるよう水辺散策路が整備されている。
中下流部は典型的な扇状地河川で、河川縦断勾配 1/200 程度の天井川になっている。
川床から地下に浸透した水は伏流水となり、葵区瀬名にある弁天池や川合水源之神池にも湧出するなど、瀬名鳥坂自噴帯を形成している[2]。
治水の歴史
編集源流部の山地は糸魚川・静岡構造線沿いの断層破砕帯で崩壊しやすい土質であり、大雨時には多くの上砂が送出され、合流先の巴川の流下をも妨げる傾向がある。 度重なる水害を軽減するため、1907年(明治40年)より5年の歳月をかけ、長尾川の合流点を巴川と平行して下流に伸ばし、水はけを良くする大改修が行われた[4]。
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肝冷しの滝(静岡市葵区平山)
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登山ルート「平山口」案内図(静岡市葵区平山)
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管理起点付近の川床(静岡市葵区平山)
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管理起点標識(静岡市葵区平山)
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長尾川上流(静岡市葵区長尾)
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長尾川中流(静岡市葵区瀬名)
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長尾川下流(静岡市葵区川合)
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弁天池(静岡市葵区瀬名)
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川合水源之神池の碑(静岡市葵区川合)
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長尾川治水工事記念碑(静岡市葵区瀬名)
脚注
編集- ^ “滝ペディア”. www.takipedia.com. 2020年5月11日閲覧。
- ^ “巴川水系河川整備計画”. 静岡県. 2020年5月11日閲覧。
- ^ “ふじのくに家康公観光事典”. 静岡県. p. 4. 2021年11月30日閲覧。
- ^ “巴川物語”. 2020年5月11日閲覧。