銀座チョコレートショップ爆発火災
この記事で示されている出典について、該当する記述が具体的にその文献の何ページあるいはどの章節にあるのか、特定が求められています。 |
銀座チョコレートショップ爆発火災(ぎんざチョコレートショップばくはつかさい)は、1953年に東京・銀座で発生した爆発火災事故。死者1名、重軽傷者78名を出した。
銀座チョコレートショップ爆発火災 | |
---|---|
現場 | 日本・東京都中央区銀座6-1「チョコレートショップ」 |
発生日 |
1953年1月28日 午後1時58分 (1時58分 - 3時8分) |
類焼面積 | 265坪 |
原因 | 風船に入れた水素が漏れて引火 |
被害建築物 | 木造モルタル造地下1階・地上2階 |
死者 | 1人 |
負傷者 | 重傷22人・軽傷56人 |
関与者 | 不明 |
目的 | 不明 |
概要
編集1953年(昭和28年)1月28日午後1時58分頃、東京都中央区銀座6-1(現在の銀座6-10)の洋菓子店「チョコレートショップ」で爆発が発生。同店と2階にキャバレー「銀馬車」が入る木造モルタル造地下1階・地上2階建75坪(延265坪)が全焼。隣接するレストランフェニックス・蒲田工業・中華料理店東豊など4棟360坪が半焼した。東隣の銀座松坂屋も壁のタイルを焦がすなどの被害を出し、同日3時8分に鎮火した[1]。
店には当時店員30人余り・客50人余りがおり、この火災で店員1人が死亡。重傷22人(うち5人が一時危篤)、軽傷56人を出した[2]。
当時銀座では風船を配布することが流行しており、同店では本件で死亡した店員により、店頭で風船に水素を詰める作業を行っていた。その際に漏れた水素にタバコもしくはストーブの火が引火したことが原因とみられている。
この火災を受け、消防庁は水素ボンベの使用を届出制とする対策を講じた。近くの不二家では水素を使わない風船を配っていたが、本件以降は受け取る人は少なくなり、風船配布の流行は廃れていった。
脚注
編集参考文献
編集- 朝日新聞縮刷版 1953年1月