野上建紀

日本の考古学者

野上 建紀(のがみ たけのり、1964年 - )は、日本の考古学者、長崎大学教授、博士(文学)。研究分野は考古学・水中考古学で、中近世における陶磁器の交流と交易の研究を行っている。陶磁器の生産・流通・消費の歴史について考古学的に明らかにするために調査・研究を続けているが、近年は江戸時代に長崎から輸出された肥前磁器(イマリ)の貿易ルートを解明すべく、アジアをはじめ、ラテンアメリカにまでフィールドを広げている。

略歴

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  • 1964年 福岡県北九州市に生まれる。
  • 1985~1989年 金沢大学文学部史学科[1]。在学中は考古学研究室と同時に考古学研究会に所属[2]
  • 1989~2013年 有田町教育委員会 有田町歴史民俗資料館 文化財専門員[1]
  • 2002年 金沢大学大学院社会環境科学研究科国際環境学専攻博士課程修了。
  • 2014年 長崎大学多文化社会学部准教授。
  • 2017年 長崎大学多文化社会学部教授。

受賞歴

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  • 2009年 サハメトレイ勲章
  • 2016年 小山冨士夫記念賞奨励賞

脚注

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  1. ^ a b 野上建紀”. reserchmap. 2024年6月21日閲覧。
  2. ^ 「例言」『金沢大学考古学研究会活動報告 第4号』金沢大学考古学研究会、1986年3月。 

外部リンク

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