重森完途
日本の作庭家、造園家、造園史家 (1923-1992)
重森 完途(しげもり かんと、1923年5月19日 - 1992年12月31日[1])は日本の作庭家。造園家。造園史家。庭園研究家で京都林泉協会会長等を歴任。重森三玲の長男。名前はイマヌエル・カントに由来する。
京都府京都市出身[1]。1943年に早稲田大学文学部国文科を卒業後、兵役を経て1945年に重森三玲研究所で庭園の研究を開始するが、1955年には重森完途庭園設計研究所を設立し、設計活動を開始する。1958年より芝浦工業大学講師を兼任する[1]。1966年、外務省文化使節としてオセアニアに派遣される。京都工芸繊維大学講師で作庭家の重森千青は息子である。
主な作品
編集著書
編集- 日本庭園史大系全35巻(重森三玲と共著)
- 飛鳥・奈良・平安の庭(重森三玲と共著) 大橋治三撮影 社会思想社
- 庭の美しさ 現代教養文庫228 社会思想研究会出版部 1960年
- 蹲踞 (編著) 毎日新聞社 1984年
- 作庭と鑑賞 淡交社 1983年
- 日本の庭園芸術 1-3(編著)理工図書 1957年
- 日本の庭 -作庭編- 続 毎日新聞社 1983年
- 茶室と露地 中村昌生と共著 世界文化社
- 京都・壺庭(写真は水野克比古) 光村推古書院
- 庭園歴史散歩 平凡社 1987年
- 日本庭園の思惟 生成と鑑賞の美学 日貿出版社 1970年
脚注
編集参考文献
編集- 上原敬二 この目で見た造園発達史 1963年
- ランドスケープの新しい波 明日の空間論を拓く 現代ランドスケープ研究会編 ISBN 4-944161-05-0 メイプルプレス