重イオン慣性核融合
重イオン慣性核融合(じゅうイオンかんせいかくゆうごう、英語: Heavy ion inertial fusion)とは、熱核融合反応による核融合炉を目指す発電方式の一種で、慣性閉じ込め方式に分類される。 レーザー核融合におけるレーザーを荷電粒子ビーム(粒子線)に置き換えた荷電粒子ビーム核融合(粒子ビーム核融合)の1つで、特にウランや鉛などの重イオンを粒子加速器により加速し、エネルギードライバーとして用いる。 重イオンビーム核融合とも呼ばれる。 英文表記としてHeavy-Ion Fusionとも書かれるため、英文略称としてはHIFが良く用いられている。
関連
編集脚注
編集外部リンク
編集下記のように、重イオン慣性核融合の研究に関する国際学会が、1976年にカリフォルニア州バークレー(米国)で開催されて以降、隔年で開催されている。次回は2018年に韓国で開催される。[1]
- 21st International Symposium on Heavy Ion Inertial Fusion (HIF2016) July 18-22, 2016, Astana, Kazakhstan
- 20th International Symposium on Heavy Ion Inertial Fusion (HIF2014) 11-15. August 2014, Lanzhou, China
- 19th International Symposium on Heavy Ion Inertial Fusion (HIF2012) 12-17. August 2012, Berkeley, California, USA
- 18th International Symposium on Heavy Ion Inertial Fusion (HIF2010) August-September 2010, Darmstadt, Germany
- 17th International Symposium on Heavy Ion Inertial Fusion (HIF2008) 4-8. August 2008, Tokyo, Japan
参考文献
編集- 「重イオン慣性核融合のためのエネルギードライバー開発の進展」,プラズマ・核融合学会誌,小特集,第89巻第2号(2013年2月)
- http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2013_02/jspf2013_02-87.pdf
- http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2013_02/jspf2013_02-89.pdf
- http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2013_02/jspf2013_02-96.pdf
- http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2013_02/jspf2013_02-102.pdf
- http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2013_02/jspf2013_02-110.pdf
- http://www.jspf.or.jp/Journal/PDF_JSPF/jspf2013_02/jspf2013_02-116.pdf
- ^ 会議報告 21st International Symposium on Heavy Ion Fusion (HIF2016)、プラズマ・核融合学会プラズマ・核融合学会誌 第92巻第10号2016年10月 p.769