酪農学園大学短期大学部
廃止された大学
(酪農学園短期大学から転送)
酪農学園大学短期大学部(らくのうがくえんだいがくたんきだいがくぶ、英語: Rakuno Gakuen University Junior College)は、北海道江別市文京台緑町582-1[注釈 1]に本部を置いていた日本の私立大学である。1950年に設置され、2012年に廃止された。大学の略称は酪農短大、酪短。
酪農学園大学短期大学部 | |
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酪農学園大学・短期大学部正門 | |
大学設置 | 1950年 |
創立 | 1933年 |
廃止 | 2012年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人酪農学園 |
本部所在地 | 北海道江別市文京台緑町582-1[注釈 1] |
学部 | 酪農学科[注 1] |
概観
編集大学全体
編集- 北海道江別市に所在した日本の私立短期大学で、設置主体は学校法人酪農学園[注 2]。
- 国内で最初に認可された短期大学149校[注 3]の1校として、1950年に酪農学園短期大学として1学科体制で開学[3]。
- のちに学科数2→1→3→1[注 4]と増減を繰り返す。
- 2010年度の入学生を最後に[注釈 2]、2012年に短期大学としての使命を終える[注釈 3]。
建学の精神(校訓・理念・学是)
編集- 酪農学園大学短期大学部における建学の精神は「神を愛し、人を愛し、土を愛する」となっていた。
教育および研究
編集- 酪農学園大学短期大学部には全国の短大でも唯一の酪農学科が置かれており、「家畜管理学」・「酪農実習」・「作物栽培学」などの科目ほか「卒業論文」もあった。製造科には食品や畜産に関する科目[7]、教養科には秘書・教養・生活文化の各コースが[8]、経営情報学科には経済学・経営学など専門に関する研究室があった[9]。
学風および特色
編集- 酪農学園大学短期大学部は日本唯一の酪農短大であった。
- 大学と同類の学科が設置されている関係で、短大卒業後その大学に編入学する学生も多かった。
- 北海道以外の出身者もいた。
沿革
編集基礎データ
編集所在地
編集- 北海道江別市文京台緑町582-1[注釈 1]
象徴
編集- 右記資料も参照のこと[注 41]。
教育および研究
編集組織
編集学科
編集- 酪農学科 入学定員50名[注 42]
過去にあった学科
編集専攻科
編集- なし
別科
編集- 酪農専修 入学定員10名[注 44]
取得資格について
編集学生生活
編集部活動・クラブ活動・サークル活動
編集- 酪農学園大学短期大学部のクラブ活動:体育系・文化系とも大学と合同で行われていた。
学園祭
編集スポーツ
編集- ソフトボール大会・バレーボール大会が行われていた。
大学関係者と出身者
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大学関係者
編集出身者
編集施設
編集キャンパス
編集- 交通アクセス
- 新札幌バスターミナル北レーンからJR北海道バス・夕鉄バスで野幌・江別・岩見沢・南幌・あけぼの団地方面行に乗車、「とわの森三愛高等学校前・酪農学園前」バス停留所下車、徒歩約5分となっていた。夕鉄バスは「酪農学園構内」バス停留所を経由する便があった。
寮
編集- 酪農学園大学短期大学部には「創世寮」・「北光寮」と称した男子寮、カナン寮と称した女子寮があった[70]。
対外関係
編集系列校
編集卒業後の進路について
編集編入学・進学実績
編集関連項目
編集外部リンク
編集注釈
編集注釈グループ
編集- ^ a b 統合先の現在地。
- ^ a b 平成23年度より学生募集停止[1][2]。
- ^ a b 出典[4][5][6]。
- ^ a b 現在の文部科学省。
- ^ a b うち女2
- ^ a b c うち女3
- ^ a b c d e f g 女のみ
- ^ a b 1999年12月22日をもって正式に廃止となる[55]。
- ^ a b 酪農科と同じ学生総数で記載。
- ^ a b 最終募集となった1997年における体制[66][67]。
補足
編集- ^ ほか学科も参照のこと。
- ^ 出典[1][2]。
- ^ うち私立短期大学132校
- ^ 存廃を含めて4つの学科が開設されていた。
- ^ 短期大学名 酪農学園短期大学
- ^ 出典[10][11][12]。
- ^ 出典[13][14]
- ^ 出典[15][16][17]。
- ^ 出典[18][19]
- ^ 右記資料がその記載の初見となっている[21]。
- ^ 出典[24]。
- ^ 右記資料で初めて昭和39年度より学生の募集を停止した旨の記載がある[26]。なおこちらでは、募集停止中を意味する記号の()がない[27][28]。
- ^ 1972年3月31日をもって正式に廃止となる[29]。
- ^ うち女4
- ^ うち女1
- ^ うち女6
- ^ 男のみ
- ^ 出典[33][34]。昨年度の資料[35]及び本年度のそれ[36]も其々参照のこと。
- ^ うち女35
- ^ うち女61
- ^ 出典[39][40][41]。
- ^ 右記資料も参照のこと[42]。
- ^ うち女80
- ^ うち女86
- ^ うち女95
- ^ 右記資料も参照のこと[47]。
- ^ 昨年度の資料[48]及び本年度のそれ[47]も其々参照のこと。
- ^ うち女96
- ^ うち男46
- ^ うち女117
- ^ うち女110
- ^ 出典[51]。うち1回生 男150、女240[52]
- ^ うち女132
- ^ うち女99
- ^ 平成10年度より学生募集停止[53][54]。
- ^ うち女87
- ^ 入学定員を前年の140→50に減員する[54]。
- ^ うち男95
- ^ うち女45
- ^ うち男58
- ^ 出典[61][62]。
- ^ 最終募集となった2010年における体制[63][64]。
- ^ 最終募集となった1963年における体制[65]。
- ^ 1954年度資料がその記載の最後となっている[68]が、1953年度限りで廃止と記載あり[69]。
出典
編集- ^ a b 文教協会'2011, p. 202.
- ^ a b 文部科学省高等教育局'2011.
- ^ 官報 1950年09月14日より。
- ^ 文教協会'2013.
- ^ 文部科学省高等教育局'2013.
- ^ 文部科学省'2013.2.25, p. 1.
- ^ 酪農学園短期大学'1963, p. 10.
- ^ 北海道文理科短期大学'1990, p. 8.
- ^ 北海道文理科短期大学'1990, p. 12.
- ^ 文部省a, p. 30.
- ^ 文部省b, p. 1.
- ^ 日本教育年鑑より。
- ^ 全国学校名鑑 昭和25年版より。
- ^ 旺文社1950-01, p. 86.
- ^ 文部省c, p. 2.
- ^ 全国大学大観 昭和30年版より。
- ^ 戦後高等教育の展開と課題 (指導科報告シリーズ ; no.5)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和25年5月1日現在より。
- ^ 文部省d, p. 4.
- ^ 学校法人名簿 昭和32年度より。
- ^ 短期大学一覧 昭和29年度 (短期大学資料)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和26年度 (短期大学資料 ; 第3号)より。
- ^ 文部省'54, p. 1373.
- ^ 短期大学一覧 昭和37年度 (短期大学資料 ; 第30号)より。
- ^ 文部省'62, p. 23.
- ^ 短期大学一覧 昭和45年度 (短期大学資料)より。
- ^ 短期大学教育 (18)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和39年度 (短期大学資料)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和47年度 (短期大学資料)より。
- ^ 文部省'63, p. 24.
- ^ 文部省'64, p. 24.
- ^ 文部省'65, p. 27.
- ^ 短期大学一覧 昭和48年度 (短期大学資料)より。
- ^ 大学資料 (47)より。
- ^ 短期大学教育 (30)より。
- ^ 短期大学教育 (31)より。
- ^ 文部省'73, p. 34.
- ^ 文部省'75, p. 38.
- ^ 全国短期大学一覧 昭和60年度より。
- ^ 全国短期大学・高等専門学校一覧 昭和60年度より。
- ^ 大学資料 (95)より。
- ^ 短期大学教育 (42)より。
- ^ 文部省'85, p. 48.
- ^ 文部省'86, p. 48.
- ^ 文部省'87, p. 49.
- ^ 文教協会'1990.
- ^ a b 短期大学教育 (47)より。
- ^ 短期大学教育 (46)より。
- ^ 文部省'90, p. 53.
- ^ 文部省'91, p. 54.
- ^ 文部省'92, p. 55.
- ^ 旺文社'1992.9, p. 169.
- ^ a b 文教協会'1998.
- ^ a b 大学資料 (137)より。
- ^ 文教協会'2000.
- ^ 文部省'97, p. 64.
- ^ 文部省'98, p. 57.
- ^ 文部省'99, p. 60.
- ^ 晶文社'04, p. 13.
- ^ 晶文社'04, p. 41.
- ^ 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会'1980, p. 24.
- ^ 日本私立短期大学協会'2010.10, p. 53.
- ^ 文教協会'2010.
- ^ 文部科学省高等教育局'2010.
- ^ 短期大学一覧 昭和38年度 (短期大学資料)より。
- ^ 文教協会'1997.
- ^ 旺文社'1996.9, p. 111.
- ^ 短期大学一覧 昭和29年度 (短期大学資料)より。
- ^ 短期大学一覧 昭和30年度 (短期大学資料 ; 第13号)より。
- ^ a b 酪農学園大学短期大学部'2004.
参考文献
編集1949年短大設置申請分
編集- 文部省『申請大学、短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
- 文部省『短期大学審査状況』(PDF)文部省 。
- 旺文社『蛍雪時代 19(10);昭和25年1月號』旺文社 。
- 文部省『短期大学審査状況-認可分-』(PDF)文部省 。
- 文部省管理局管理課『昭和25年5月1日現在 短期大学等一覧』(PDF)文部省 。
全国学校総覧
編集- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和30年版』青葉書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和38年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和39年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和40年版』東京教育研究所 。
- 文部省調査局統計課『全国学校総覧 昭和41年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和49年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和51年版』東京教育研究所 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和61年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和62年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 昭和63年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1991年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1992年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1993年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1998年版』原書房 。
- 文部省『全国学校総覧 1999年版』原書房 。
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全国短期大学高等専門学校一覧
編集- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成2年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成9年度』文教協会 。
- 文部省『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成10年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成11年度』文教協会 。
- 短大・高専教育研究会監修『全国短期大学・高等専門学校一覧 平成12年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成22年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成23年度』文教協会 。
- 文部科学省『全国短期大学高等専門学校一覧 平成25年度』文教協会 。
全国短期大学一覧
編集文部科学省
編集- 文部科学省高等教育局『全国短期大学一覧 2010年度』文部科学省高等教育局 。
- 文部科学省高等教育局『全国短期大学一覧 2011年度』文部科学省高等教育局 。
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文部科学省
編集- 文部科学省『平成24年度廃止大学等一覧』(PDF)文部科学省 。
日本の私立短期大学
編集- 日本私立短期大学協会短期大学広報委員会『日本の私立短期大学』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会 。
- 短期大学広報委員会, 日本私立短期大学協会記念誌編纂委員会/編『日本の私立短期大学 平成22年』日本私立短期大学協会短期大学広報委員会 。
短期大学受験案内(晶文社)
編集- 晶文社出版編集部『短期大学受験案内 2005年度用』晶文社出版 。
蛍雪時代
編集- 旺文社編集『全国短大&専修・各種学校受験年鑑'93年(短大蛍雪 1992年9月臨時増刊号)』旺文社 。 [1]
- 旺文社編集『全国短大&専修・各種学校受験年鑑'97年 平成9 年入試受験用』旺文社 。
短期大学入学案内冊子
編集- 北海道文理科短期大学『北海道文理科短期大学 平成3年度』北海道文理科短期大学 。
- 酪農学園短期大学『酪農学園大学・酪農学園短期大学 要覧』酪農学園短期大学 。
- 酪農学園大学短期大学部『酪農学園大学・酪農学園短期大学 入学案内 平成17年度』酪農学園大学短期大学部 。
- ^ 旺文社'1992.9, p. 00.