酢酸ヘプチル
酢酸ヘプチル(さくさんヘプチル、Heptyl acetate)はアルコールに可溶な無色液体の有機化合物で1-ヘプタノールと酢酸とを縮合して生成されるエステルである。天然物からは発見されていない[1]。
酢酸ヘプチル | |
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酢酸1-ヘプチル | |
別称 酢酸n-ヘプチル アセテートC-7 | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 112-06-1 |
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特性 | |
化学式 | C9H18O2 |
モル質量 | 158.24 g/mol |
外観 | 無色の液体 |
匂い | 果実臭 |
密度 | 0.862 - 0.872 g/cm3 |
融点 |
-50 °C |
沸点 |
192-193 °C |
水への溶解度 | 不溶 |
溶解度 | アルコール、油類に可溶 |
屈折率 (nD) | 1.412-1.416 |
危険性 | |
引火点 | 76 °C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
酢酸ヘプチルはフルーツエッセンスとして食品の香料として広く利用されるとともに、香水の香りとしても利用される。酢酸ヘプチルは木の香り、ラム酒に似た香り、スパイシーあるいはフローラルな調子の香りを石鹸や油脂に付けるときに利用される。
註・出典
編集- ^ 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
- ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)
外部リンク
編集- “Acetate C-7 info page” (英語). Oak Creek, WI, USA: The Good Scents Company. 2015年4月19日閲覧。
- “酢酸ヘプチル C9H18O2”. 中国 杭州市: GuideChem. 2015年4月19日閲覧。