酢酸オクチル
酢酸オクチル(さくさんオクチル、Octyl acetate)ないしはエタン酸オクチルはオクタノールと酢酸とから生成するエステルで、フルーツ系の人工香料の基になっている。
酢酸オクチル | |
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酢酸オクチル | |
別称 エタン酸オクチル 酢酸n-オクチル | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 112-14-1 |
RTECS番号 | AJ1400000 |
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特性 | |
化学式 | C10H20O2 |
モル質量 | 172.27 g/mol |
外観 | 無色液体 |
匂い | 果実臭 |
密度 | 873 kg/m³ |
融点 |
-38 °C (235K) |
沸点 |
211 °C (484K) |
水への溶解度 | 不溶 |
溶解度 | アルコール、油類に可溶 |
屈折率 (nD) | 1.418-1.421 |
危険性 | |
NFPA 704 | |
引火点 | 86 °C |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
酢酸オクチルは縮合反応により生成する。
安全性
編集動物実験での半数致死量(LD50)は、ラットへの経口投与で3g/kg、ウサギへの経皮投与で5g/kg以上[1]。消防法による第4類危険物 第3石油類に該当する[2]。
註・出典
編集- ^ 『合成香料 化学と商品知識』印藤元一著 2005年増補改訂 化学工業日報社 ISBN 4-87326-460-X
- ^ 法規情報 (東京化成工業株式会社)