酒蔵城
千葉県東金市酒蔵にあった古川氏の城。
酒蔵城(しゅぞうじょう)または酒造城は、千葉県東金市酒蔵(しゅぞう)にあった日本の城。布留川砦(ふるかわとりで)とも言う[1]。
酒蔵城 (千葉県) | |
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酒蔵城跡(手前の道路は圏央道千葉区間) | |
別名 | 酒造城、布留川砦[1] |
城郭構造 | 平山城、居館 |
築城主 | 古川氏(布留川氏) |
築城年 | 不明(16世紀代か) |
主な城主 | 古川民部少輔、古川与五右衛門 |
廃城年 | 不明(16世紀末か) |
遺構 | 曲輪、土塁、空堀 |
指定文化財 | 史跡等未指定[2] |
位置 | 北緯35度36分10.6秒 東経140度20分55.7秒 / 北緯35.602944度 東経140.348806度座標: 北緯35度36分10.6秒 東経140度20分55.7秒 / 北緯35.602944度 東経140.348806度 |
地図 |
概要
編集真亀川最上流域の谷戸に面した標高約35メートルの低丘陵上に立地する。辺150メートル×100メートルの単郭式の居館で、幅8メートル×深さ3メートルの空堀に囲まれ土塁が残存する[1]。
上総酒井氏の家臣で、同氏の旗奉行を務めた古川氏(布留川氏とも書く)の、古川民部少輔と古川与五右衛門が、酒井氏の本城東金城北方を守備するために築いたと伝わる[1]。16世紀末に酒井氏の支配が終焉すると、古川氏(布留川氏)は村の名主となったという[3]。
脚注
編集参考文献
編集- 平井聖ほか 1980年「酒造城」『日本城郭大系 第6巻 千葉・神奈川』新人物往来社 p.162
- 東金市 2005年『歴史と自然をめぐる道』(ガイドブック)pp.21-22