都シティ 津
都シティ 津(みやこシティ つ)は、三重県津市大門にある近鉄グループの都ホテルズ&リゾーツに加盟していたホテルのひとつ。津市の第三セクターである株式会社津センターが所有し、株式会社近鉄・都ホテルズが運営を受託していた[1]。
都シティ 津 | |
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ホテル概要 | |
正式名称 | 都シティ 津 |
運営 | 近鉄・都ホテルズ |
所有者 | 津センターパレス |
階数 | 地下1階 - 地上9階 |
部屋数 | 83室 |
開業 | 1985年4月7日 |
閉業 | 2021年2月28日[1] |
最寄駅 | 津駅 |
最寄IC | 伊勢自動車道津インターチェンジ |
所在地 |
〒514-0027 三重県津市大門7-15 |
位置 | 北緯34度43分8秒 東経136度30分40.1秒 / 北緯34.71889度 東経136.511139度座標: 北緯34度43分8秒 東経136度30分40.1秒 / 北緯34.71889度 東経136.511139度 |
公式サイト | 公式サイト |
概要
編集1985年、津市の旧市庁舎跡に建設された津センターパレス内に開業した[2]。
中心市街地の空洞化による稼働率の低迷から2002年には運営会社が債務超過であることが明らかになり[3]、近鉄が撤退の意向を示したが、2003年2月に新しい経営会社「株式会社津センター」を津センターパレスおよび地元企業と共同で設立して、運営を近鉄ホテルシステムズ(現:近鉄・都ホテルズ)に委託することで存続が決定した[4]。閉館まで枠組みは同じであった。
2019年4月のブランド再編で、名称を「津都ホテル」から「都シティ 津」に変更した[5]。中部国際空港から津エアポートラインで津市に入る中国人旅行者の宿泊が多く、翌日伊賀市で忍者施設を見学した後、京都・奈良・滋賀へ向かう客が多かった[6]。
新型コロナウイルス感染症の流行による宿泊・宴会需要の減少のため、2020年9月1日より、全館休館に入った[6][7][8]。再開時期は未定としていたが[6][7][8]、2021年2月28日をもって閉業(近鉄グループへの委託終了)した[1]。
2021年6月26日、津センターは都シティ 津の跡にリオ・ホテルズが進出することで合意したと発表した[9][10]。リオ・ホテルズは2022年2月 - 3月をめどに「ホテル 津センターパレス」として開業することを目指していた[9][10]。
2022年4月25日に『Hotel 津 Center Palace』としてリニューアルオープンとした[11]。
周辺
編集アクセス
編集注釈
編集- ^ a b c “三セク系ホテル「都シティ津」 2月末で営業終了”. 日経電子版 (日本経済新聞社). (2021年2月2日) 2021年3月3日閲覧。
- ^ 近畿日本鉄道100年のあゆみ P.405
- ^ 核テナントだったダイエー津店が閉鎖(過去に存在したダイエーの店舗も参照)、また2001年には津駅前にホテルを併設したアスト津が開業し、ホテルの利用者を奪われるなどした。
- ^ 伊勢新聞 2003年2月18日付
- ^ 都ホテルズ&リゾーツ ブランド再編について - 近鉄グループホールディングス・近鉄・都ホテルズ 2018年8月3日(2018年8月11日閲覧)
- ^ a b c “「都シティ津」が9月から全館休業へ コロナ禍で”. 産経新聞 (2020年8月6日). 2020年10月12日閲覧。
- ^ a b “ホテル「都シティ津」休業 9月から、再開時期未定”. 中日新聞 (2020年8月5日). 2020年10月12日閲覧。
- ^ a b 伊勢新聞 (2020年8月4日). “都シティ津、来月から休業へ 需要減、回復見込めず 新型ウイルス影響”. 47NEWS. 2020年10月12日閲覧。
- ^ a b “センターパレス「リオ」進出 津 ホテル来年開業予定”. 読売新聞 (2021年6月27日). 2021年7月22日閲覧。
- ^ a b “リオ・ホテルズ「都シティ津」跡地に新ホテルを開業予定”. ホテルバンク. メトロエンジン (2021年6月29日). 2021年7月22日閲覧。
- ^ “「ホテル津センターパレス」4月25日三重県津市大門に新規オープン”. PR TIMES (2022年4月25日). 2023年4月14日閲覧。