遠州山中酒造(えんしゅうやまなかしゅぞう)は、静岡県掛川市横須賀に工場と本社を置く日本酒の酒造メーカー。主要銘柄は「葵天下」[1]

遠州山中酒造株式会社
地図
遠州山中酒造付近
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
437-1301
静岡県掛川市横須賀61番地
設立 1929年(昭和4年)
山中正吉商店から分家・独立
業種 食料品
法人番号 5080403002440 ウィキデータを編集
事業内容 酒造業
代表者 代表取締役 山中久典
外部リンク https://aoitenka.jp/
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歴史

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天保元年(1830年)に駿河国富士郡大宮町(現在の静岡県富士宮市)で、日野商人近江商人の一部)の山中正吉が山中正吉商店(現在の富士高砂酒造)を興した。創業自体は文政年間(1818年~1830年)で、酒造りの開始が天保元年であるとも言われる[2]。その後事業を広げ、大宮町周辺に4蔵の他、横須賀にも蔵が設けられた。

1929年(昭和4年)には山中正吉商店から分家し、横須賀の蔵を山中酒造合資会社として独立した。1985年(昭和60年)には新たな杜氏を迎え、吟醸酒人気に対応して新たな銘柄の「葵天下」を発売した。1999年(平成11年)、蔵元の山中隆が杜氏と蔵人に頼らずに自らの手で酒造りを始めた。2005年(平成17年)には小笠郡大須賀町掛川市に編入され、所在地が小笠郡大須賀町横須賀61から掛川市横須賀61に変更された。

2020年(令和2年)10月30日には山中酒造合資会社から山中酒造合同会社に改称した[3]。2021年(令和3年)2月9日には山中酒造合同会社から遠州山中酒造株式会社に改称した[3]。同年3月には浜友グループの完全子会社となった[4]

特色

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「葵天下」の由来

徳川武田両軍による高天神城の戦いにおいて、「高天神を制するものは遠州を制する」と言われた。後に徳川の天下となって江戸幕府が開かれたが、酒の世界でも天下をとれるようにとの願いから「葵天下」と命名された[5]

仕込み水

赤石山系の小笠山伏流水を、地下100mより汲み上げて仕込み水してと使用している[1]

受賞歴

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全国新酒鑑評会
  • 「葵天下」金賞受賞 - 平成16、17年、19年、20年受賞[6]

交通アクセス

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鉄道
バス

脚注

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  1. ^ a b 歴史と由来 山中酒造
  2. ^ 蔵元 富士高砂酒造
  3. ^ a b 遠州山中酒造株式会社 全国法人情報データベース
  4. ^ 遠州山中酒造株式会社の株式譲渡による完全子会社化のお知らせ 浜友グループ、2021年3月16日
  5. ^ 葵天下」デジタル大辞泉プラス(コトバンク)
  6. ^ 全国新酒鑑評会 独立行政法人酒類総合研究所、2021年10月7日閲覧

外部リンク

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