遊園地前駅 (台湾)
台中市にかつて存在した駅
遊園地前駅(ゆうえんちまええき、正体字: 遊園地前驛/遊園地前車站)は、日本統治時代の台湾台中州大屯郡烏日庄(現在の台中市烏日区)に存在した台湾総督府鉄道台中線の駅。1926年(大正15年)に台湾で2番目に開設されたゴルフ場である大肚山ゴルフリンク(大肚山高爾夫球場)や開設予定の大肚山遊園地へのアクセス駅として設置された。結局、大肚山遊園地は開設されることなく、その土地は軍事用途に転用され、戦後成功嶺となった[1]。
遊園地前駅 | |
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遊園地前驛 ゆうえんちまえ Yuenti mae | |
◄学田 (0.5 km) (1.0 km) 王田► | |
所在地 |
台中州大屯郡烏日庄 (現・ 台中市烏日区) |
所属事業者 | 台湾総督府交通局鉄道部 |
所属路線 | ■台中線(山線) |
キロ程 |
77.4km(竹南起点) 202.8* km(基隆起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 不詳 |
開業年月日 | 1934年12月1日 |
廃止年月日 | 1942年 |
沿革
編集- 1934年(昭和9年)12月1日 - 遊園地前驛として開設[2][3]。当時は、DR2300型気動車などのガソリンカーが停車するのみであった。
- 1942年(昭和17年) - 太平洋戦争によるガソリン不足のため、ガソリンカーの運行が停止される。
駅構造
編集不詳。
廃止前の利用状況
編集年 | 年間 | 1日平均 | ||||
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乗車 | 下車 | 乗降車計 | 出典 | 乗車 | 乗降車 | |
1934年度 | 621 | 570 | 1,191 | [2] | 5 | 10 |
1935年度 | 2,238 | 1,747 | 3,985 | [4] | 不計算[注 1] | |
1936年度 | 4,233 | 4,346 | 8,579 | [5] | 12 | 24 |
1937年度 | 2,520 | 3,737 | 6,257 | [6] | 7 | 17 |
1938年度 | 6,646 | 6,954 | 13,600 | [7] | 18 | 37 |
資料なし |
駅周辺
編集- 大肚山ゴルフリンク(大肚山高爾夫球場)-駅の北方にあった。
隣の駅
編集脚注
編集註釈
編集出典
編集- ^ 發現台灣第二座高爾夫球場:大肚山高爾夫球場1926
- ^ a b 台湾総督府交通局鉄道部 (1935-12-20). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第36(昭和9年度). pp. 32-39 国立国会図書館
- ^ 鉄道省 (1937-11-30). 鉄道停車場一覧. 昭和12年10月1日現在. 国立国会図書館. p. 523
- ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1936-12-25). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第37(昭和10年度). pp. 32-39 国立国会図書館
- ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1937-12-20). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第38(昭和11年度). pp. 30-37 国立国会図書館
- ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1938-12-20). “統計圖表 第一七表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第39(昭和12年度). pp. 30-31 国立国会図書館
- ^ 台湾総督府交通局鉄道部 (1939-12-20). “統計圖表 第一六表 驛別乘降旅客人員表”. 台湾総督府交通局鉄道年報. 第40(昭和13年度). pp. 32-39 国立国会図書館