連扶王(つれすけおう、生没年不詳)は、平安時代初期から前期にかけての皇族。官位は従五位下・内膳正。
文徳朝の斉衡2年(855年)无位から従五位下に直叙される。
清和朝に入ると、天安3年(859年)内膳正に任官。貞観3年(861年)右兵庫頭に遷るが、貞観6年(864年)内膳正に復任し、以降10年以上に亘ってこれを務めた。貞観8年(866年)二品・仲野親王らがともに鷹や鷂を飼うことを許された際、連扶王は鷹2聯を飼うことを許されている[1]。貞観9年(867年)従五位上に昇叙されると、貞観12年(870年) と陽成朝の元慶2年(878年)の二度に亘って次侍従に任ぜられた。
『六国史』による。