透明なブルー

2018年に発売された天野花のアルバム

透明なブルー』(とうめいなブルー)は、日本シンガーソングライター天野花の初のオリジナル・アルバム。 リリース作品としては、2015年発売のシングル『Honey Days』以来約3年ぶりで、自身初となるアルバム作品。

『透明なブルー』
天野花スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル
時間
プロデュース 村雲順樹
天野花 アルバム 年表
  • 透明なブルー
  • (2018年)
『透明なブルー』収録のシングル
  1. 「Honey Days」
    リリース: 2015年3月21日
ミュージックビデオ
「かさぶた」 - YouTube
ライブ映像
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背景・リリース

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天野が月1回レギュラーを務めるコミュニティ・ラジオ『渋谷のラジオ』のパーソナリティである小原信治の勧めにより[1]、5月9日よりクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてアルバム制作に必要な費用を一般から募った。7月26日に目標金額である70万円を大きく上回る181万3500円を調達した[2]。完成したアルバムは、11月23日に地元の八丈島で開催された初のワンマンライブ「透明なブルー」よりライブ会場限定で販売が開始された[3][4]

収録曲の編曲は村雲順樹と百目鬼しおりが担当しており、村雲はサウンド・プロデュースとエレクトリック・ギターの演奏、百目鬼はボーカル・ディレクションも兼任している[5]。ジャケットデザインは小山七海が担当した[6]

収録曲は、シングル曲「Honey days」や舞台の主題歌などを含む全12曲。一方、シングル『Honey Days』に収録の「無題のラブソング」(本作に収録のものと同名異曲)「シーラ」「弱虫の金曜日」、オムニバス盤『鉄コンピ Vol.4 ライブ盤』に収録の「三十路バラッド」は未収録となった。

収録内容

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全作曲: 天野花。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.「Honey days」天野花天野花村雲順樹
2.「Siren」天野花天野花村雲順樹
3.「エンディングロール」天野花天野花百目鬼しおり
4.「次の恋人は社会人」天野花天野花村雲順樹
5.「無題のラブソング」天野花天野花村雲順樹
6.「パンプルムース」天野花天野花村雲順樹
7.「chrome」天野花天野花百目鬼しおり
8.「かさぶた」
天野花村雲順樹
9.「wonder」天野花天野花村雲順樹
10.「0の歌」天野花天野花百目鬼しおり
11.「群青」天野花天野花百目鬼しおり
12.「透明なブルー」天野花天野花村雲順樹
合計時間:

曲の解説

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  1. Honey days
    1stシングル表題曲をリアレンジ・リレコーディングした音源。
    楽曲について天野は、「好きな人がいて、頭がおかしくなったときに書いた曲」とコメントしている[7]
  2. Siren
    楽曲について天野は、「毎日機械のように働いている中で、心の中に生まれた一匹の怪獣」とコメントしている[8]
  3. エンディングロール
  4. 次の恋人は社会人
  5. 無題のラブソング
    1stシングル『Honey Days』には、同名の異なる楽曲が収録されていた。
  6. パンプルムース
    江國香織の同名の詩に登場する女の子を主人公とした楽曲[9]
  7. chrome
    ライブハウス支援企画「Save Our Place」の一環として配信されたアルバム『めぐる』に[10]、弾き語り音源が収録された[11]
  8. かさぶた
    舞台『ラブレター 〜さよならきみどりちゃん〜』の主題歌として書き下ろされた楽曲で、天野は全5公演で歌唱した[12]。また、本作の収録曲で唯一作詞が他者との共作となっている。
    8月13日に本曲のミュージック・ビデオが公開された。なお、天野の楽曲のミュージック・ビデオは本曲が初となる。ミュージック・ビデオの主演は後藤早貴で、監督・撮影は坂功樹が担当した[13]
  9. wonder
    天野曰く「図書館で働く美人のお姉さんに向けて作った」楽曲[14]
  10. 0の歌
    楽曲について天野は「なんのために歌っているのかわからなくなって、2年ほど曲が書けなくなっていた。」「空っぽの私が、泣きながら書いた曲。この曲を作って思い出したのは、歌うのがたまらなく好きで仕方ないということ。」とコメントしている[15]
  11. 群青
    ライブハウス支援企画「Save Our Place」の一環として配信されたアルバム『めぐる』に[10]、弾き語り音源が収録され[11]、2021年に発売されたアルバム『暁を泳いで』には再録音した音源が収録された。
  12. 透明なブルー
    タイトル曲で、アルバムタイトルにもなっている曲のタイトルは、天野の故郷である八丈島の海に由来している。
    コントラバスは小栢伸五が担当[16]
    間奏には、天野によるセリフが挿入されている。

演奏

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※特記がない限り、歌詞カードの記載に準拠。

  • 天野花:Vocal, A.guitar(M1 - M5,M7 - M12)
  • 村雲順樹:E.guitar, A.Guitar(M6)
  • 神林祥太:Drums(M1,M2,M3,M4,M5,M7,M8,M10,M11,M12)
  • 金指卓哉:Drums(M6,M9)
  • 中島昭:Bass(M1 - M11)
  • 小栢伸五:Bass(M12)
  • 友田ジュン:Key(M2 - M8,M10 - M12)[17]
  • 百目鬼しおり:Chorus[18]

脚注

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出典

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  1. ^ 今井智子「歌が好きというだけでここまでやってきた―八丈島出身のシンガー・ソングライターの意欲作」『ミュージック・マガジン』2021年7月号、株式会社ミュージック・マガジン、2021年6月18日、27頁、ASIN B0954YTYQL 
  2. ^ 八丈島出身シンガーソングライター天野花 愛しいうたで初めてのアルバムを作りたい!”. CAMPFIRE. 株式会社CAMPFIRE (2018年5月9日). 2019年8月13日閲覧。
  3. ^ profile”. 天野花 official website. 2021年3月31日閲覧。
  4. ^ 天野花の2018年11月24日 午前2:42のツイート2021年3月31日閲覧。
  5. ^ “アルバムをアレンジ、プロデュースを手掛けてくれるふたりをご紹介します。”. CAMPFIRE (株式会社CAMPFIRE). (2018年9月6日). https://camp-fire.jp/projects/76238/activities/61779 2019年8月13日閲覧。 
  6. ^ “CDジャケット制作について”. CAMPFIRE (株式会社CAMPFIRE). (2018年11月2日). https://camp-fire.jp/projects/76238/activities/61779 2019年8月13日閲覧。 
  7. ^ 「Honey Days」天野花のAudio楽曲ページ”. Eggs. エッグス. 2020年7月26日閲覧。
  8. ^ 「Siren」天野花のAudio楽曲ページ”. Eggs. エッグス. 2020年7月26日閲覧。
  9. ^ 「パンプルムース」天野花のAudio楽曲ページ”. Eggs. エッグス. 2020年7月26日閲覧。
  10. ^ a b “ライブハウス救済企画「Save Our Place」、ゆーきゃんのニューアルバムなど8作品配信開始”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2020年4月30日). https://natalie.mu/music/news/377553 2020年7月26日閲覧。 
  11. ^ a b 天野花の2020年4月30日のツイート2020年7月14日閲覧。
  12. ^ かさぶた”. 弱虫の金曜日 (2018年4月2日). 2020年7月26日閲覧。
  13. ^ 天野花の2019年8月13日のツイート2020年7月14日閲覧。
  14. ^ 天野花の2019年6月7日のツイート2020年7月14日閲覧。
  15. ^ 「0の歌」天野花のAudio楽曲ページ”. Eggs. エッグス. 2020年7月26日閲覧。
  16. ^ 小栢伸五の2019年1月16日のツイート2020年7月14日閲覧。
  17. ^ WORKS”. 友田ジュンofficial site. 2020年4月6日閲覧。
  18. ^ 天野花の2018年11月19日のツイート2020年7月14日閲覧。