逆川 (越谷市)

埼玉県越谷市を流れる河川

逆川(さかさがわ)は、埼玉県越谷市を流れる河川である。

逆川(越谷市)
中央市民会館付近の逆川(瓦曽根溜井)
水源 大落古利根川越谷市大字大吉・大字増林(西側)と北葛飾郡松伏町大字松伏(東側)境界)
河口・合流先 元荒川(越谷市東越谷7丁目(北側)・相模町7丁目(南側)境界)
流路 埼玉県越谷市
流域 埼玉県越谷市
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概要

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大落古利根川の松伏溜井より分水し起点となる。起点付近と終点付近では農地なども存在しているが、新方川を伏せ越した付近より流域周辺は市街地となる。埼玉県道115号越谷八潮線橋梁、「しらこばと橋」の西方の瓦曽根溜井にて谷古田用水葛西用水路(南部葛西用水・東京葛西用水)・八条用水分水する。分水後、逆川の本流は元荒川へと至り終点となる。途中、大沢4丁目付近で元荒川を伏せ越しで通過しているが、1967年の元荒川と葛西用水(逆川)の用排水分離事業が行なわれた際に伏せ越しが設けられて現在の流路になるまでは、その地点に逆流止門樋があり、そこで直接元荒川(瓦曾根溜井)に合流していた[1]。流路の詳細に関しては下記の流路節を参照。また1993年完成した遊歩道である「逆川緑道」や[2]のほか、「逆川緑の道」や「藤棚通り」が整備されている区間が存在する。

分流

流路

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越谷市越ヶ谷付近の逆川
  • 起点:大落古利根川(古利根堰)
  • 越谷市大字大吉・大字増林(西側)と北葛飾郡松伏町大字松伏(東側)の境界に設けられた古利根堰より分水し、南西方へ流下する。
  • 大字大吉(北側)と大字増林(南側)の境界を成しながら南西へ流下する。
  • 大字大吉・東大沢3丁目(北側)と大字増林・花田2丁目(南側)との境界付近にて北から流下してくる新方川を西へ伏せ越す。
  • 東大沢3丁目(北側)と花田2丁目(南側)の境界を西へ流下する。
  • 東大沢3丁目・2丁目・1丁目(西側)と東大沢4丁目・5丁目(東側)の境界を南西へ流下する。
  • 大沢3丁目・2丁目(西側)と大沢4丁目(東側)の境界、および大沢4丁目を南へ流下する。
  • 大沢4丁目・大字越ヶ谷(北側)と御殿町(南側)の境界にて西方より流下してくる元荒川を南へ伏せ越す。
  • 柳町のほぼ中央部を南東へ流下したのち、越ヶ谷4丁目(西側)と東越谷1丁目(東側)の境界を南へ流下する。また、この付近より終点まで元荒川の西側に並行し流下する。
  • 東越谷2丁目(北側)と瓦曾根1丁目・西方1丁目・2丁目・相模町7丁目(南側)の境界を東へ流下する。
  • 西方1丁目にて谷古田用水を分水し、西方2丁目にて葛西用水路を分水する。
  • 相模町7丁目にて八条用水を分水する。
  • しらこばと橋の東方に設けられた瓦曽根堰を流下し、東越谷7丁目(北側)と相模町7丁目(南側)の境界にて西方より流下してくる元荒川と合流し、逆川は終点となる。
  • 終点:元荒川

橋梁

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逆川と元荒川の合流点

周辺の施設

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古利根堰

脚注

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  1. ^ 本間清利 (1993, pp. 123–125)
  2. ^ 本間清利 (1993, pp. 128–129)
  3. ^ マップルトラベル”. 昭文社. 2018年1月20日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ a b 令和4年版こしがや案内図(Vol.47)” (PDF). 越谷市 (2022年11月). 2024年9月4日閲覧。

参考文献

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  • 本間清利『写真で見る埼玉東部今昔物語』望月印刷、1993年10月30日、123-129頁。 

関連項目

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外部リンク

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