京都府出身[1]。1958年東京工業大学工学部電気工学科卒業、日本電気株式会社入社。1965年山梨大学助教授。1970年学位論文「PCM通信に対する最適波形とその伝送に関する研究」[5]で東京工業大学より工学博士の学位を取得[6]。
1971年東京工業大学工学部助教授、1977年ロンドン市立大学在外研究員、1978年東京工業大学工学部教授。1994年定年退官、名誉教授、中央大学理工学部教授[6]。1996年電子情報通信学会会長[6]。1998年電子情報通信学会編集長[7]。1999中央大学研究開発機構機構長。2000年総務省電波管理審議会会長。2002年日本セキュリティ・マネジメント学会会長。2003年日本学術会議会員。2004年情報セキュリティ大学院大学学長[6]、2008年同退任。2009年放送倫理・番組向上機構評議員[4]。2010年マルチメディア振興センター理事長、放送セキュリティセンター理事長[6][4]。
辻井賞運営委員会を中心に、情報セキュリティ大学院大学、情報処理学会コンピュータセキュリティ研究会、日本ネットワークセキュリティ協会(以上が「辻井賞運営委員会構成団体」)、電子情報通信学会情報セキュリティ研究会、情報処理学会セキュリティと心理学とトラスト研究会(以上が「辻井賞協力団体」)による、辻井重男セキュリティ学生論文賞(2014年度まで)辻井重男セキュリティ論文賞(2015年度から)がある。また、1998年から2009年まで日本ICカードシステム利用促進協議会会長[8]。
- デジタル時代のNHK懇談会の座長を務め、NHKのネット受信料徴収に賛成[9]、スクランブル化には反対の立場をとっている[10]。「NHKを見ないから受信料は払わない」という考えに対し「けちな根性」と発言した[10]。
- 『情報工学通論』共立出版 1977 エンジニアリング・サイエンス講座
- 『伝送回路』コロナ社 1983 電子通信学会大学シリーズ
- 『暗号 ポストモダンの情報セキュリティ』1996 講談社選書メチエ のち学術文庫
- 『暗号と情報社会』1999 文春新書
- 『情報社会・セキュリティ・倫理 = Information Society, Security, and Ethics』コロナ社 2012 電子情報通信レクチャーシリーズ
- 『フェイクとの闘い 暗号学者が見た大戦からコロナ禍まで』コトニ社 2021
- 『基礎回路解析』佐川雅彦共著 共立出版 1975 大学講座電子工学
- 『現代回路解析』佐川雅彦共著 共立出版 1977 大学講座電子工学
- 『演習ラプラス変換』鎌田一雄共著 共立出版 1978 共立全書
- 『伝送回路演習』石井六哉共著 コロナ社 1984 電子通信学会大学シリーズ演習
- 『ディジタル信号処理』久保田一共著 オーム社 1986 新Ohm文庫
- 『ISDN伝送システム』酒井善則共著 コロナ社 1990 ISDN入門シリーズ
- 『暗号と情報セキュリティ』笠原正雄共編著 昭晃堂 1990
- 『ディジタル信号処理』鎌田一雄共著 昭晃堂 1990 ディジタル信号処理シリーズ
- 『わかりやすいディジタル信号処理』久保田一共著 オーム社 1993
- 『適応信号処理』編著 昭晃堂 1995 ディジタル信号処理シリーズ
- 『マルチメディアシステム』酒井善則共編著 昭晃堂 1996
- 『ディジタル伝送ネットワーク』河西宏之,坪井利憲共著 朝倉書店 2000 電子・情報通信基礎シリーズ
- 『暗号のすべて ユビキタス社会の暗号技術』岡本栄司共編 電波新聞社 2002 ねっとテクノロジー解体新書
- 『電子社会のパラダイム ディジタル化の論理と倫理』編著 新世社 2002 ライブラリ電子社会システム
- 『情報セキュリティ 暗号,認証,倫理まで』笠原正雄共編著 昭晃堂 2003
- 『暗号理論と楕円曲線 数学的土壌の上に花開く暗号技術』笠原正雄共編著 森北出版 2008
- A.J.メドウズ他『情報ニューメディア用語集』共訳 共立出版 1987
- 先代
- 宇都宮敏男
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- 日本ICカードシステム利用促進協議会会長
- 1998年 - 2009年
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- 次代
- 須藤修
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- 先代
- 塩野宏
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- 総務省電波監理審議会会長
- 2000年 - 2002年
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- 次代
- 安田靖彦
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- 先代
- 清水汪
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- 日本セキュリティ・マネジメント学会会長
- 2002年 - 2008年
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- 次代
- 佐々木良一
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- 先代
- 森本哲夫
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- 放送セキュリティセンター理事長
- 2010年 - 2017年
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- 次代
- 中田睦
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