辻アジア国際奨学財団
公益財団法人辻国際奨学財団(つじこくさいしょうがくざいだん、英文表記Tsuji Scholarship Foundation.)は、主に発展途上国からの留学生のうち成績優秀かつ経済困難な者に対し奨学金を支給して援助し、留学生間の交流会開催により国際友好親善事業を行っている。
財団概要
編集沿革、事業内容
編集昭和40年代、サンリオの社長である辻信太郎がニューヨーク出張の帰りに立ち寄ったハワイの光景に感銘を受け、帰国後にエッセイストの秋山ちえ子の協力の下、39人の盲学校の児童をハワイへ招待した。その後、辻は1990年4月に任意団体として辻アジア交流基金を発足。毎月サンリオグループのレストランで催される交流会の席上で、奨学生に対し、月額10万円の奨学金が手渡しされるようになった。交流会の開催や奨学金の手渡しの実施は、友情を重視するサンリオの企業理念に基づいており[1]、現在も継続されている。その後税法上の問題解決のため、1990年12月に財団法人格を取得、辻国際奨学財団となる。2007年12月10日には財務省により特定公益増進法人の認定を受ける[2]。奨学金の支給のほか研修旅行の実施、奨学生の執筆による会報誌「アジア交流」の発行などが行われている。2014年4月1日より、公益財団法人辻国際奨学財団として事業を推進している。
脚注
編集- ^ 辻信太郎『これがサンリオの秘密です。』扶桑社、2000年。ISBN 9784594028664。
- ^ 特定公益増進法人 旧第3号-ト(財務省)
外部リンク
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