農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦
農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦(ノンシンしんラーメンはい せかいいごさいきょうせん、농심신라면배세계바둑최강、农心辛拉面杯世界围棋团体锦标赛)は、囲碁の国際棋戦で、韓国、日本、中国の3国の、各国5名のチームによる勝ち抜き戦で団体優勝を争う。1999年に開始(第1回は1999-2000年)。
- 主催 (1-17期)日刊スポーツ、(18期-)韓国棋院
- 主管 韓国棋院
- 協賛 株式会社農心
- 協力 中国囲棋協会、日本棋院
- 優勝賞金 (1-9期)1億5000万ウォン、(10-16期)2億ウォン、(17期-)5億ウォン
1993年に開始された真露杯SBS世界囲碁最強戦が、1997年のアジア通貨危機の影響で終了し、同じ方式で本棋戦として開始された。開催地は北京、釜山、上海などを転戦していたが、2020-2021年、2021-2022年の大会は、新型コロナウイルス感染症のため、対局はインターネットを通じて行なわれた。第25回から再度対面対局で行う。
個人の連勝賞金として、3連勝1千万ウォンから、10連勝1億ウォンまでが与えられる。
ルール
編集持ち時間は各1時間(チェスクロック)、使い切ると1分の秒読み。コミは6目半。
過去の順位
編集回次 | 年度 | 優勝 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|---|
1 | 1999-2000 | 韓国(6-4) | 日本(4-5) | 中国(4-5) |
2 | 2000-01 | 韓国(7-4) | 日本(4-5) | 中国(3-5) |
3 | 2001-02 | 韓国(6-4) | 中国(7-5) | 日本(1-5) |
4 | 2002-03 | 韓国(6-4) | 中国(6-5) | 日本(2-5) |
5 | 2003-04 | 韓国(5-4) | 日本(6-5) | 中国(3-5) |
6 | 2004-05 | 韓国(6-4) | 中国(4-5) | 日本(4-5) |
7 | 2005-06 | 日本(6-4) | 韓国(5-5) | 中国(3-5) |
8 | 2006-07 | 韓国(6-4) | 中国(6-5) | 日本(2-5) |
9 | 2007-08 | 中国(7-3) | 韓国(4-5) | 日本(2-5) |
10 | 2008-09 | 韓国(7-3) | 中国(5-5) | 日本(1-5) |
11 | 2009-10 | 韓国(6-4) | 中国(6-5) | 日本(2-5) |
12 | 2010-11 | 韓国(7-3) | 中国(4-5) | 日本(2-5) |
13 | 2011-12 | 中国(8-4) | 韓国(6-5) | 日本(0-5) |
14 | 2012-13 | 韓国(6-4) | 中国(7-5) | 日本(1-5) |
15 | 2013-14 | 中国(8-4) | 韓国(5-5) | 日本(1-5) |
16 | 2014-15 | 中国(6-3) | 韓国(4-5) | 日本(3-5) |
17 | 2015-16 | 中国(5-4) | 韓国(5-5) | 日本(4-5) |
18 | 2016-17 | 中国(8-1) | 韓国(2-5) | 日本(1-5) |
19 | 2017-18 | 韓国(8-3) | 中国(5-5) | 日本(0-5) |
20 | 2018-19 | 中国(8-1) | 韓国(2-5) | 日本(1-5) |
21 | 2019-20 | 中国(8-4) | 韓国(5-5) | 日本(1-5) |
22 | 2020-21 | 韓国(7-3) | 中国(4-5) | 日本(2-5) |
23 | 2021-22 | 韓国(6-4) | 日本(5-5) | 中国(3-5) |
24 | 2022-23 | 韓国(7-4) | 中国(6-5) | 日本(1-5) |
25 | 2023-24 | 韓国(6-4) | 中国(7-5) | 日本(1-5) |
過去の戦績
編集回次 | 年度 | 勝抜き順 |
---|---|---|
1 | 1999-2000 | 睦鎮碩(山下敬吾、邱峻) 工藤紀夫(睦) 羅洗河(工藤) 金栄三(羅) 依田紀基(金、王磊) 曺薫鉉(依田) 常昊(曺、山田規三生、劉昌赫) 趙善津(常) 李昌鎬(趙、馬暁春) |
2 | 2000-01 | 崔哲瀚(余平、王銘琬、劉菁) 小林覚(崔) 邵煒剛(小林) 睦鎮碩(邵) 武宮正樹(睦) 常昊(武宮、崔明勲) 山下敬吾(常) 曺薫鉉(山下、兪斌) 加藤正夫(曺) 李昌鎬(加藤) |
3 | 2001-02 | 邵煒剛(淡路修三) 崔哲瀚(邵、小林光一) 羅洗河(崔、山下敬吾、崔珪昞) 中野寛也(羅) 劉昌赫(中野) 兪斌(劉、加藤正夫) 曺薫鉉(兪) 常昊(曺) 李昌鎬(常、周鶴洋) |
4 | 2002-03 | 朴永訓(古力、王立誠、常昊、張栩) 孔傑(朴) 小林光一(孔、尹炫晳) 胡耀宇(小林、金承俊、加藤正夫、曺薫鉉、依田紀基) 李昌鎬(胡、羅洗河) |
5 | 2003-04 | 張栩(兪斌、許暎皓) 王磊(張、洪旼杓) 小林光一(王、朴鋕恩、周鶴洋) 元晟溱(小林、胡耀宇、柳時熏) 古力(元) 加藤正夫(古) 李昌鎬(加藤、林海峰) |
6 | 2004-05 | 三村智保(韓鐘振) 周鶴洋(三村、安達勲) 高尾紳路(周、劉昌赫) 彭筌(高尾) 崔哲瀚(彭) 趙治勲(崔) 羅洗河(趙) 李昌鎬(羅、張栩、王磊、王銘琬、王檄) |
7 | 2005-06 | 羽根直樹(姜東潤、王尭) 柳才馨(羽根) 劉星(柳) 三村智保(劉) 元晟溱(三村) 謝赫(元、山田規三生) 趙漢乗(謝、高尾紳路、常昊) 依田紀基(趙、孔傑、李昌鎬) |
8 | 2006-7 | 羽根直樹(王磊、曺薫鉉) 彭筌(羽根、崔哲瀚、今村俊也、元晟溱、山田規三生) 朴永訓(彭、高尾紳路、陳耀燁、依田紀基) 孔傑(朴) 李昌鎬(孔、古力) |
9 | 2007-08 | 羽根直樹(彭筌) 洪旼杓(羽根) 王檄(洪、河野臨、趙漢乗) 山田規三生(王) 睦鎮碩(山田、胡耀宇、依田紀基) 常昊(睦、高尾紳路、李昌鎬、朴永訓) (残り:古力) |
10 | 2008-09 | 柁嘉熹(許映皓、山下敬吾、尹畯相、河野臨) 姜東潤(柁、山田規三生、朴文尭、羽根直樹、邱峻) 高尾紳路(姜) 常昊(高尾) 李世乭(常、古力) (残り:李昌鎬) |
11 | 2009-10 | 金志錫(山下敬吾、丁偉、高尾紳路) 謝赫(金、井山裕太、金昇宰、山田規三生、尹畯相) 羽根直樹(謝、朴永訓) 劉星(羽根) 李昌鎬(劉、古力、常昊) |
12 | 2010-11 | 李世乭(王檄、井山裕太) 謝赫(李、坂井秀至、林承華、羽根直樹) 睦鎮碩(謝) 高尾紳路(睦、柁嘉熹) 崔哲瀚(高尾、周睿羊、結城聡、孔傑)(残り:李昌鎬) |
13 | 2011-12 | 周睿羊(高尾紳路) 安国鉉(周睿羊、坂井秀至) 檀嘯(安国鉉、羽根直樹、姜儒澤、結城聡) 金志錫(檀嘯、山下敬吾、朴文尭、古力) 謝赫(金志錫、元晟溱、李昌鎬) |
14 | 2012-13 | 檀嘯(高尾紳路、李東勲、伊田篤史) 李浩範(檀) 富士田明彦(李) 王檄(富士田、金志錫、安斎伸彰) 崔哲瀚(王、村川大介、陳耀燁) 謝赫(崔) 朴廷桓(謝、江維傑) |
15 | 2013-14 | 范廷鈺(中国) - 姚智騰、崔基勳、安斎伸彰 姜東潤(韓国) - 范廷鈺、河野臨 陳耀燁(中国) - 姜東潤、結城聡、崔哲瀚 張栩(日本) - 陳耀燁 金志錫(韓国) - 張栩 檀嘯(中国) - 金志錫 朴廷桓(韓国) - 檀嘯、周睿羊 時越(中国) - 朴廷桓 |
16 | 2014-15 | 一力遼(日本) - 卞相壹 柁嘉熹(中国) - 一力遼 姜東潤(韓国) - 柁嘉熹、伊田篤史 王檄(中国) - 姜東潤、村川大介、安成浚、河野臨 朴廷桓(韓国) - 王檄 井山裕太(日本) - 朴廷桓、羋昱廷 金志錫(韓国) - 井山裕太 連笑(中国) - 金志錫 |
17 | 2015-16 | 一力遼(日本) - 白賛僖、范蘊若、閔詳然 鄔光亜(中国) - 一力遼 崔哲瀚(韓国) - 鄔光亜、伊田篤史 古力(中国) - 崔哲瀚、河野臨、朴廷桓 村川大介(日本) - 古力 李世乭(韓国) - 村川大介、連笑、井山裕太 柯潔(中国) - 李世乭 1-4局(10/20-23)は重慶、5-9局(11/27-12/1)は釜山、10-14局(3/1-5)は上海で開催 |
18 | 2016-17 | 一力遼(日本) - 李世乭 范廷鈺(中国) - 一力遼、李東勲、張栩、姜東潤、河野臨、金志錫、村川大介 朴廷桓(韓国) - 范廷鈺、井山裕太 范蘊若(中国) - 朴廷桓 (残り:柯潔、柁嘉熹、連笑) 1-4局(9/27-30)は安図県、5-9局(11/25-29)は釜山、10-11局(2/21-22)は上海で開催 |
19 | 2017-18 | 申旻埈(韓国) - 范廷鈺、余正麒、周睿羊、許家元、陳耀燁、山下敬吾 党毅飛(中国) - 申旻埈、一力遼、金明訓、井山裕太、申眞諝 金志錫(韓国) - 党毅飛、柯潔 (残り:朴廷桓) 1-4局(9/19-22)は瀋陽、5-9局(11/24-28)は釜山、10-11局(2/26-3/1)は上海で開催 |
20 | 2018-19 | 芝野虎丸(日本) - 安国鉉 范廷鈺(中国) - 芝野虎丸、申旻埈、本木克弥、崔哲瀚、許家元、李世乭、一力遼 朴廷桓(韓国) - 范廷鈺、井山裕太 党毅飛(中国) - 朴廷桓 (残り:辜梓豪、柯潔、時越) 1-4局(10/16-19)は北京、5-9局(11/23-27)は釜山、10-11局(2/18-19)は上海で開催 |
21 | 2019-20 | 元晟溱(韓国) - 村川大介 楊鼎新(中国) - 元晟溱、山下敬吾、金志錫、一力遼、李東勲、許家元、申眞諝 井山裕太(日本) - 楊鼎新 朴廷桓(韓国) - 井山裕太、羋昱廷、范廷鈺(*)、謝爾豪 柯潔(中国) - 朴廷桓 1-4局(10/15-18)は北京、5-9局(11/22-26)は釜山、10-14局(8/18-22)はネット対局で開催 |
22 | 2020-21 | 洪基杓(韓国) - 范廷鈺 許家元(日本) - 洪基杓 辜梓豪(中国) - 許家元、姜東潤、村川大介 申旻埈(韓国) - 辜梓豪 芝野虎丸(日本) - 申旻埈 唐韋星(中国) - 芝野虎丸 申眞諝(韓国) - 唐韋星、井山裕太、楊鼎新、一力遼、柯潔 (残り:朴廷桓) (全局をネット対局で開催) |
23 | 2021-22 | 元晟溱(韓国) - 芝野虎丸 李維清(中国) - 元晟溱 許家元(日本) - 李維清 朴廷桓(韓国) - 許家元 范廷鈺(中国) - 朴廷桓 井山裕太(日本) - 范廷鈺、卞相壹、李欽誠、申旻埈 羋昱廷(中国) - 井山裕太 申眞諝(韓国) - 羋昱廷(*)、余正麒、柯潔、一力遼 (全局をネット対局で開催) |
24 | 2022-23 | 范廷鈺(中国) - 一力遼、申旻埈、許家元 姜東潤(韓国)- 范廷鈺、芝野虎丸、柁嘉熹(*)、余正麒 連笑(中国) - 姜東潤 井山裕太(日本)- 連笑 朴廷桓(韓国)- 井山裕太、柯潔 辜梓豪(中国)- 朴廷桓、卞相壹 申眞諝(韓国) - 辜梓豪 (全局をネット対局で開催) |
25 | 2023-24 |
許家元(日本) - 偰玹準
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26 | 2024–25 |
連勝記録
編集- 14連勝 李昌鎬(韓国) 第1回2連勝、第2回1勝、第3回2連勝、第4回2連勝、第5回2連勝、第6回5連勝と、第7回に依田紀基に敗れるまでの6年間無敗を記録した。
- 7連勝 范廷鈺(中国)第18回、第20回、楊鼎新(中国)第21回、謝爾豪九段(中国)第25回
- 6連勝 申旻埈(韓国)第19回
- 5連勝 胡耀宇(中国) 第4回、彭筌(中国)第8回、姜東潤(韓国)第10回、謝赫(中国)第11回、党毅飛(中国)第19回、申眞諝(韓国) 第22回
臨時企画
編集囲碁レジェンド国別対抗戦
編集2021年1月に特別イベント「囲碁レジェンド国別対抗戦(바둑의 전설 국가대항전、围棋的传说 国家对抗赛)」として、日本、韓国、中国の各2名によるリーグ戦2ラウンドを実施。優勝賞金は5000万ウォン。
- 第1ラウンド(1/15-17)
- 第2ラウンド(1/22-24)
- 韓国 1-1 日本(李昌鎬 - ○依田紀基、曺薫鉉○ - 小林光一)
- 中国 2-0 日本(聶衛平○ - 小林光一、常昊○ - 依田紀基)
- 韓国 1-1 中国(李昌鎬 - ○常昊、曺薫鉉○ - 聶衛平)
順位 優勝:韓国(6-2)、2位:中国(5-3)、3位:日本(1-7)
外部リンク
- 日本棋院「囲碁レジェンド国別対抗戦」2021.1.23
- 韓国棋院「조훈현ㆍ이창호, 농심신라면배 이벤트 대회 우승 합작」2021.1.24
- 弈城围棋「中国队获得农心特邀赛亚军」2021.1.24
韓中クラシックスーパーマッチ
編集2022年1月に「韓中クラシックスーパーマッチ(한ㆍ중 클래식 슈퍼 매치에、中韩经典超级赛)」として、韓国、中国チーム各3名による対抗戦が行われた。優勝賞金は6000万ウォン。
- 第1戦 中国 2-1 韓国(常昊○ - 曺薫鉉、於之瑩○ - 李昌鎬、劉小光 - ○崔精)
- 第2戦 韓国 2-1 中国(李昌鎬 - ○常昊、曺薫鉉○ - 劉小光、崔精○ - 於之瑩)
- 第3戦 韓国 2-1 中国(李昌鎬○ - 劉小光、曺薫鉉 - ○於之瑩、崔精○ - 常昊)
順位 優勝:韓国(5-4)、2位:中国(4-5)
外部リンク
- 韓国棋院「최정ㆍ이창호ㆍ조훈현 트리오, 한ㆍ중 클래식 슈퍼 매치 우승」2022.1.12
- 新浪体育「农心杯特别赛韩国队险胜 崔精荣膺唯一连胜奖」2022.1.12
注
編集- ^ CyberORO「농심신라면배, 우승상금 5억원으로 증액!」2015.3.5
- ^ 新浪体育「农心杯戏剧性事件!朴廷桓胜势下突然超时」
- ^ 韓国棋院「신진서, 중국 미위팅과 23일 재대국 벌인다」2022.2.22
- ^ 新浪体育「【冲天】申诉成功!农心杯芈昱廷申真谞明日重赛」2022.2.22
- ^ 韓国棋院「강동윤, 중국 퉈자시와 재대국 끝 승리」2022.11.26