輔世王(すけよおう、生年不詳 - 元慶3年6月24日(879年7月17日))は、平安時代初期から前期にかけての皇族。二品・仲野親王の子。官位は従四位上・伊予守
文徳朝の斉衡2年(855年)二世王の蔭位により従四位上に直叙され、侍従に任ぜられる。
清和朝に入ると、天安3年(859年)但馬守として地方官に転じる。貞観6年(864年)従四位上・中務大輔に叙任されると、貞観7年(865年)民部大輔と京官を歴任するが、貞観10年(868年)山城守として再び地方官に遷る。その後、清和朝末にかけて左京大夫を務めた。
『六国史』による。