体力(たいりょく、: Physical strength)は、生命活動における必要な能力を指す[1]。多くの場合、筋力敏捷性心肺機能などの総合力を意味する。生物以外でも、組織や企業などにも体力という比喩表現がなされる場合があり、この場合は組織活動を実行できるだけの資金力や行動力、人材を備えているかを指す。

一般的にスポーツで活躍する者を「体力がある」という表現がなされる。また、腕っぷしが強い者や病気に対する抵抗力がある者、過酷な労働環境にいる者なども同様の表現がされる。反対の意味として運動音痴という言葉が使われる[2]

概要

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個人の体力は、2つの要因によって決定される。一方は、筋線維の断面積であり、他方は、筋繊維の強度である。タイプIの遅い筋繊維の割合が高い個人は、タイプIIの速い筋繊維の割合が高い同様の個人より、筋力は小さくなる一方、持久力は高くなる。

分類

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体力は様々な基準に基づいて分類される。以下はその一例である。

  • 行動体力(こうどうたいりょく): 行動の基礎となる身体的能力[3]
    • 行動を起こす能力:筋力・瞬発力。測定例として垂直跳び・立ち幅跳び
    • 行動を持続する能力:筋持久力・全身持久力
    • 行動を調節する能力:敏捷性・平衡性・巧緻性・柔軟性。測定例として反復横とび・目隠し片脚立ち・ジグザグ走・伏臥上体反らし
  • 防衛体力(ぼうえいたいりょく): 病気・ストレス・環境に適応する能力[4]

脚注

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  1. ^ 朝日新聞デジタル:体力測定、過去と未来つなぐ”. 朝日新聞デジタル (2019年10月9日). 2021年9月17日閲覧。
  2. ^ 東大生と学ぶ“運動音痴”の治し方 - 日経ビジネスオンライン 2009年5月13日
  3. ^ "行動体力(こうどうたいりょく)体力を大きくふたつに分類したもののひとつ。... 行動の基礎となる身体的能力のこと。" e-ヘルスネット. 行動体力. 2023-09-12閲覧.
  4. ^ "もう一方は「防衛体力」といい、病気やストレスに対する免疫力や抵抗力、環境に適応する能力などを指しています。" e-ヘルスネット. 行動体力. 2023-09-12閲覧.

関連項目

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