足立和也
足立 和也(あだち かずや、1990年10月23日 - )は、日本のカヌー選手。2020年東京オリンピック日本代表。神奈川県相模原市出身[1]。ヤマネ鉄工建設所属。
獲得メダル | ||
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日本 | ||
カヌー | ||
アジア競技大会 | ||
金 | 2014 仁川 | |
銀 | 2018 ジャカルタ | K-1 |
来歴
編集通園していた幼稚園のアウトドア活動が盛んで、本人によると「記憶がないぐらい小さい頃」からカヌーに触れていた[2]。幼稚園の教員の開いていたカヌースクールに通い始め、小学校6年生で初めて大会に出場する[3]。高校3年生の時、18歳以下の世界大会に日本代表として出場する[3]。この時期には駿河台大学の学生とともに練習していた[3]。
八王子高等学校を卒業後[4]、駿河台大学に進学[1]。大学時代は日本代表Bチームとしてワールド杯等の世界大会に出場。しかし思うような成績を収めることができず、自身と世界との差を痛感する[3]。競技に専念するため大学3年時に退学した[2]。その後、15歳頃に代表合宿で指導を初めて受けたコーチの市場大樹が活動拠点としていた山口県萩市に移り、普段はレストランでアルバイトをしながら、阿武川特設カヌー競技場を拠点に練習を積むという生活を送っている[1][2][3]。
2012年日本選手権で初優勝。2013年、2014年の日本選手権も優勝し3連覇を達成する。2014年アジア競技大会では金メダルを獲得した[1]。2016年に日本人で初となるワードカップでの決勝進出を果たし、3位の成績を修めこの種目初のメダルを日本にもたらす。 2017年のワールドカップにおいても3位の成績を修めた。2018年アジア競技大会では銀メダルを獲得している[1]。
2019年NHK杯兼日本代表選手権大会で4位に入賞し、東京オリンピック代表選手に内定した[3]。
山口移住後は(公財)山口県体育協会所属だったが、2020年10月1日に長門市の建設会社であるヤマネ鉄工建設に所属変更となった[5]。
2020年東京オリンピックカヌー・スラローム男子カヤックシングルでは準決勝で101.60点の16位となり決勝に進めなかった[6]。
脚注
編集- ^ a b c d e 【東京五輪特集】カヌーのルールや注目選手とは……? - TJマガジン(2020年3月26日)2020年4月24日閲覧
- ^ a b c 特集 誰からも愛されるまち、求められるまちづくり 2020東京オリンピックを目指して - 『広報はぎ』2019年9月号
- ^ a b c d e f “カヌースラローム競技日本代表 足立和也選手(29)「表彰台に立って恩返し」”. 産経新聞. (2020年1月1日) 2020年4月24日閲覧。
- ^ 足立和也 - 時事通信(東京オリンピックパラリンピック選手プロフィル)2020年4月24日閲覧
- ^ 『足立和也選手(カヌー競技・スラローム)の知事表敬訪問について』(プレスリリース)山口県スポーツ推進課、2020年9月7日 。2020年10月26日閲覧。
- ^ “足立は準決勝敗退 カヌー男子”. 産経新聞. (2021年7月30日) 2021年7月30日閲覧。