足利 健亮(あしかが けんりょう、1936年12月21日 - 1999年8月6日)は、日本の地理学者。専門は人文地理学。元京都大学教授。没後従四位勲三等旭日中綬章

足利 健亮
人物情報
生誕 (1936-12-21) 1936年12月21日
日本の旗 日本北海道勇払郡追分町
死没 1999年8月6日(1999-08-06)(62歳没)
出身校 京都大学
学問
研究分野 人文地理学
研究機関 追手門学院大学大阪府立大学京都大学
学位 文学博士
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経歴

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出生から修学期

1936年、北海道勇払郡追分町(現:安平町)の浄土真宗大谷派寺院に生まれた。北海道苫小牧東高等学校を卒業し、京都大学文学部に進学。藤岡謙二郎の影響を受け、人文地理学の道に進み、日本の古代歴史地理研究に取り組むようになった。1961年に卒業し、同大学大学院文学研究科に進んだ。

人文地理学研究者として

1962年、京都大学助手に採用された。1966年、追手門学院大学講師に就いた。1968年、大阪府立大学助教授となった。1974年、京都大学教養部助教授に転じた。1985年、学位論文『日本古代地理研究:畿内とその周辺における土地計画の復原と考察』を京都大学に提出して文学博士学位を取得[1][2]。1986年、同学部教授に昇格。1987年、英国ノッティンガム大学に出張。1992年、京都大学教養部が改組され、人間・環境学研究科・総合人間学部が創設されたのに伴って京都大学大学院人間・環境学研究科教授となった。

学界では1996年から人文地理学会会長を務めたが、2期目の任期の途中で1999年6月に退任した[3]

1999年、京都大学教授在職中に癌に伴う急性循環不全のため死去。没後、従四位勲三等旭日中綬章叙勲。

受賞・栄典

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研究内容・業績

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専門は人文地理学で、特に古代日本の歴史地理研究を進めた。

著作

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著書
  • 『中近世都市の歴史地理 町・筋・辻子をめぐって』地人書房 1984
  • 『日本古代地理研究:畿内とその周辺における土地計画の復元と考察』大明堂 1985
  • 『考証・日本古代の空間』大明堂 1995
  • 景観から歴史を読む 地図を解く楽しみ』日本放送出版協会(NHKライブラリー) 1998
  • 『地理から見た信長秀吉家康の戦略』創元社 2000
編著・共著
追悼論集
  • 『地図と歴史空間 足利健亮先生追悼論文集』大明堂 2000

参考文献

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  • 成田孝三「足利健亮会長の死を悼んで」『人文地理』第52巻第1号、2000年、1-4頁、doi:10.4200/jjhg1948.52.1NAID 130000994893 
  • 金坂清則「足利健亮先生を悼む」PDF

出典・脚注

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  1. ^ 日本古代地理研究 : 畿内とその周辺における土地計画の復原と考察 足利健亮”. 国立国会図書館. 2012年8月23日閲覧。
  2. ^ CiNii(学位論文)
  3. ^ 役員一覧 歴代会長”. 人文地理学会. 2012年8月23日閲覧。
先代
成田孝三
人文地理学会会長
1996年 - 1998年
次代
石原潤