起宿
概要
編集木曽川沿いにあり尾張国と美濃国の境にあたる。木曽川に設けられた起渡船場は、上の定渡船場、中の宮河戸、下の船橋河戸の3ヶ所の渡し船が設置されていた。船橋河戸には、将軍上洛時と朝鮮通信使が通る時に、270隻の船を使用した長さ約800mの船橋が架けられた。
最寄り駅
編集最寄バス停は名鉄バス「起」バス停留所(名鉄一宮駅よりバスがある)。
かつては八幡町駅(新一宮駅西)~起駅の間に、路面電車(名鉄起線)が運行されていた。乗客数の増加傾向はみられたが、複線化などの輸送力増強が敷地や予算の問題から困難であったため、1953年(昭和28年)に廃止された。
史跡・みどころ
編集隣の宿
編集関連文献
編集- 宮川充史「参勤交代における美濃路利用 : 美濃路起宿の事例から」『交通史研究』第80巻、交通史学会、2013年、90-105頁、doi:10.20712/kotsushi.80.0_90。