赤竜
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赤竜(旧字体:赤龍󠄂、せきりゅう、拼音: チーロン)は、おもに中国や日本など、アジア方面の神話に登場する竜の名称のひとつである。南方赤竜。紅竜とも呼ばれる。名称通り、全身の鱗が真っ赤で、太陽や火山から生まれたと言われており、口からは炎を吐き出す。燭陰は赤竜の代表ともいえる。
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/9/92/Red_Dragon.jpg/150px-Red_Dragon.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/1d/One_of_the_daughters_of_the_dragon_king_who_lives_in_then_bottom_of_the_sea.jpg/150px-One_of_the_daughters_of_the_dragon_king_who_lives_in_then_bottom_of_the_sea.jpg)
五行思想においては、赤は南を位置するものであるため、赤竜を朱雀と同様、「南方を守護する神聖な竜」とする異説がある。
道教における人格神化した名前では、南海赤竜王敖欽と呼ばれる[要出典]。
前漢を建国した劉邦には、眠っている母の体の上に赤竜が乗った後に彼が生まれた、つまり赤竜の子だという言い伝えがある。
山梨県身延山の奥の院、七面山の七面天女が紅竜の化身だという。奥の院には影嚮石(ようごうせき)という七面天女由来の磐座があり、その周りを回りながら願い事をするとよいという。