赤羽学
赤羽 学(あかばね まなぶ、あかはね まなぶ[1]、1928年11月30日 - 2021年4月6日 )は、日本の国文学者。岡山大学名誉教授。
略歴
編集長野県松本市生まれ。1953年東北大学文学部国文科卒業、1957年同大学院修士課程修了。1972年「芭蕉俳諧の精神」で、文学博士(東北大学)の学位を取得。岡山大学法文学部助教授、文学部教授、95年定年退官、名誉教授、安田女子大学教授。1971年文部大臣賞受賞。[2]。
日本文学における伝誦過程、芭蕉を通して見られる日本文芸の理念および現代に及ぼした影響を研究する。
著書
編集- 『芭蕉俳諧の精神』清水弘文堂書房 1970
- 『芭蕉の更科紀行の研究』教育出版センター 1974
- 『続・芭蕉俳諧の精神』清水弘文堂 1984
- 『芭蕉俳句鑑賞』清水弘文堂 1987
- 『幽玄美の探究』清水弘文堂 1988
- 『芭蕉俳諧の精神 総集篇』清水弘文堂書房 1994
- 『発句で読む芭蕉の生と死』翰林書房 1997
共著・校訂
編集エッセイ
編集谷川健一が主宰した同人誌 青にエッセイを記載している。
- 「父帰る」青 No.3 p.104, 2000年 自分が研究者になった経緯を述べている。
- 「私はザリガニです」No.4 p.136, 2001年
- 「ある小説の梗概」No.5 p.141,2002年
- 「マナブ」No.6 p.19 2004年 自分の少年期の優秀さを述べている。
- 「過ちて改めざる、これを過ちと謂う」No.7 p.127, 2005年 奥の細道の自筆原稿本と称するものを買ったが偽物と見破った。
- 「最後の試験」No.7 p.129, 2005年 東北大学大学院への試験について書いている。