赤穂発電所
赤穂発電所(あこうはつでんしょ)は、兵庫県赤穂市加里屋字東沖手1062にある、関西電力の石油火力発電所。2025年7月末で火力発電所としては廃止が予定されている[1]。
赤穂発電所 | |
---|---|
赤穂発電所 | |
種類 | 火力発電所 |
電気事業者 | 関西電力 |
所在地 |
日本 兵庫県赤穂市 加里屋字東沖手1062番地 |
北緯34度44分29.7秒 東経134度22分45秒 / 北緯34.741583度 東経134.37917度座標: 北緯34度44分29.7秒 東経134度22分45秒 / 北緯34.741583度 東経134.37917度 | |
1号機 | |
発電方式 | 汽力発電 |
出力 | 60万 kW |
燃料 | 重油、原油 |
営業運転開始日 | 1987年9月 |
2号機 | |
発電方式 | 汽力発電 |
出力 | 60万 kW |
燃料 | 重油、原油 |
営業運転開始日 | 1987年12月 |
公式サイト:赤穂発電所 |
概要
編集1987年9月に1号機が運転を開始、2号機までが建設された。毎年4月初旬に構内を開放して、さくらまつりを開催している。
石油火力発電所であるため原油高の影響を受けやすいほか、不況による電力需要の伸び悩みなどにより1号機が2001年から2007年まで長期計画停止される[2]など、稼動率は低い。
重油・原油から、石炭への燃料転換工事を2015年度中に着工し、2020年度の完成を目指していた[3]。しかし、計画の公表以降、節電の定着や省エネの進展などにより関西の電力需要が減少し、今後も大きな伸びは期待できない状況にあることや、2015年7月に2030年のエネルギーミックスが策定され、政府の温室効果ガス削減目標が設けられるなど、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に向けた対策の強化が求められていることなど、当社を取り巻く経営環境を勘案した結果、赤穂発電所の燃料転換計画を見直し、重油・原油を燃料とする現在の運用を継続することとした[4]。
発電設備
編集- 総出力:120万kW[5]
出典
編集- ^ 「関西電力、赤穂発電所を廃止へ…脱炭素化や老朽化で」読売新聞オンライン(2024年10月17日)
- ^ 大阪発電所の廃止について[リンク切れ]関西電力(2003年12月18日)
- ^ 「関電、赤穂火力を石炭に転換 燃料費削減」[リンク切れ]日本経済新聞
- ^ 赤穂発電所の燃料転換計画の見直しについて 関西電力(2017年1月31日)2024年10月19日閲覧
- ^ 赤穂発電所 関西電力