赤い部屋 (ウェブサイト)
概要
編集1990年代末から2000年代初頭に開設されたとみられている[1]。FLASHによる動画で物語が展開される[2]。
主人公は友人から、インターネットを利用中に消すと死んでしまうというポップアップ広告の話を聞く[1][2][3]。主人公は家でネットサーフィンをするが例の広告がなかなか出現せず[4]、そのことも忘れかけていたときに噂のポップアップが出現、赤い背景に「あなたは……好きですか?」との文とともに合成音声による機械的な声が流れる[1][2][3][5]。
噂を教えてくれた友人に電話してみるが相手は出ない[3]。怖がらずに消すが再び出現、それにくだらなさも感じたが、それを繰り返しているうちに何もしてもいないのにクリックされ、広告に書かれた文の中央が割れ、別の文字が出現し「あなたは赤い部屋が好きですか?」との文になった[1][2][3][4]。直後に自動的にページ移動し、そこには多数の人物名が書かれていた[3]。ページの末尾に噂を教えてくれた友人の名があり、身の危険を察知してその場から離れようとするも体が動かず、背後に気配を感じ、何者かに襲われる[3]。
翌日、学校で同校の2人の生徒が自殺したニュースの話が出る。部屋中、血まみれで生徒は首が切られた状態だった[2]。多数の人物名はサイトを見た犠牲者で[5]、そのページに新たに氏名が加わったところで物語は幕を閉じる。
現在は掲載していたページはウェブサイトを提供していたジオシティーズ、閲覧に使用するAdobe Flashのサービスが終了しているため通常の方法では閲覧できない。
関連作品
編集- 2ちゃんねるの呪い 劇場版 - 2011年の映画。
脚注
編集- ^ a b c d “「インターネット普及とともに出回った都市伝説」『赤い部屋』【ホラゲレビュー百物語】”. 電ファミニコゲーマー. (2016年8月9日) 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b c d e “「あなたは好きでしたか?」2020年で消える?かもしれない都市伝説『赤い部屋』”. リアルライブ. (2020年9月12日) 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b c d e f 並木伸一郎 (2009). “赤い部屋”. 最強の都市伝説3. 経済界
- ^ a b “様々な話の展開をもつ都市伝説「赤い部屋」とは・・・”. ATLAS. (2017年12月10日) 2021年7月17日閲覧。
- ^ a b 日本の都市伝説大辞典. 朝里樹. 新星出版社. (2020). p. 24