賀茂神社 (南房総市)
千葉県南房総市にある神社
賀茂神社(かもじんじゃ)は、千葉県南房総市加茂(安房国朝夷郡)にある神社。旧社格は村社。祭神は別雷命他。
賀茂神社 | |
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所在地 | 千葉県南房総市加茂2070 |
位置 | 北緯35度0分55秒 東経139度56分42秒 / 北緯35.01528度 東経139.94500度座標: 北緯35度0分55秒 東経139度56分42秒 / 北緯35.01528度 東経139.94500度 |
主祭神 | 別雷命他 |
社格等 | 村社 |
創建 | 和銅5年(712年) |
本殿の様式 | 流造 |
例祭 | 8月1日・2日 |
主な神事 | 八朔祭 |
地図 |
概要
編集かつての別当寺日運寺の住持日翁が文久元年(1861年)に著した「賀茂社略縁起」によれば、和銅5年(712年)の創祀という。天正年間、社領朱印地3石を寄せられ幕末まで保持した。また明治40年(1907年)には神饌幣帛料供進社に指定された。
一間社流れ造り屋根杮葺きの本殿は、現存する銘札から天正2年(1574年)の造営とみられ、蛙股や斗供、妻飾り・軒まわりなどの構成に室町時代末期の特色をよく残し、千葉県の有形文化財に指定されている。
8月1日・2日の八朔祭には、千葉県の無形民俗文化財に指定されている「加茂の三番叟」と「加茂の花踊り」が奉納される。加茂の三番叟は、少年による奉納舞であり、翁、千歳黒式尉の舞子3名(少年)、太鼓1名(大人)、小鼓3名(少年)、笛1名(大人)、脇役1名(大人)によって演じられ、倭の舞とも呼ばれる。加茂の花踊りは、八乙女舞とも呼ばれ、白衣に緋袴の巫女姿の8人の少女が、扇や手籠、紙花などを手にして舞う優雅な舞である[注釈 1]。
交通
編集脚注
編集注釈
編集参考文献
編集- 『千葉県の地名(日本歴史地名大系 12)』平凡社、1996年。ISBN 978-4-582-49012-1
関連項目
編集外部リンク
編集- ちばの観光まるごと紹介 八朔祭り
- 加茂の三番叟と花踊 - 国指定文化財等データベース(文化庁)