(きど そうた、1989年3月9日[1] - )は、日本小説家兵庫県三木市出身[2]・在住。神戸大学文学部卒業[1](近世日本文学専攻[3])。第18回『このミステリーがすごい!』大賞U-NEXTカンテレ賞を受賞し、小説家デビュー[4]

貴戸湊太きど そうた
誕生 (1989-03-09) 1989年3月9日
兵庫県三木市
職業 小説家
推理作家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 2020年 -
ジャンル ミステリ
主な受賞歴 『このミステリーがすごい!』大賞 U-NEXT・カンテレ賞(2019年)
デビュー作そして、ユリコは一人になった』(2020年)
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経歴

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1989年、兵庫県三木市に生まれる。幼い頃、母が『オリエント急行の殺人』を始めとするアガサ・クリスティー作品を読み聞かせしてくれたのがきっかけで、ミステリを好むようになった[2]。中学時代には執筆に興味が沸き、長編小説の執筆に挑戦するも挫折[3]。その後は兵庫県立三木高等学校から神戸大学文学部に進み、近世日本文学を専攻するが、創作には気が向かなかった[3]。大学卒業後は国立病院機構に就職するも1年ほどで退職するが、それを契機として塾講師のアルバイトの傍ら執筆を再開した[3]

2016年、貴志祐方名義で書いた『誘拐代行業』が第6回アガサ・クリスティー賞候補[5]、2017年、『ある閉ざされた部屋の中で』が第39回小説推理新人賞候補。

2019年、学園ミステリ『ユリコは一人だけになった』で第18回『このミステリーがすごい!』大賞 U-NEXTカンテレ賞を受賞。2020年に投稿作を改稿した『そして、ユリコは一人になった』にて小説家デビュー。同年、三木市ゆかりの芸術家を支援する団体「若手アーティスト応援団」推薦対象に選ばれる[3]

作品リスト

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単著

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アンソロジー

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「」内が貴戸湊太の作品

  • 3分で読める! 誰にも言えない○○の物語(2022年5月 宝島社文庫)「誰にも言えない赤い傘の物語」
  • 3分で不穏! ゾクッとするイヤミスの物語(2024年1月 宝島社文庫)「誰にも言えない赤い傘の物語」
  • 衝撃の1行で始まる3分間ミステリー(2024年4月 宝島社文庫)「大好きなお兄ちゃんへ」
  • 驚愕の1行で終わる3分間ミステリー(2024年4月 宝島社文庫)「あなたの小説、面白かったよ」
  • 3分で読める! 人を殺してしまった話(2024年9月 宝島社文庫)「名探偵現る」
  • 3分で読める! 一日の終わりに読むお酒の物語(2024年11月 宝島社文庫)「下戸探偵、バーに行く」

映像化作品

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テレビドラマ

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脚注

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  1. ^ a b そして、ユリコは一人になった”. 宝島社. 2020年5月5日閲覧。
  2. ^ a b 県民だより ぐぐっと!”. 兵庫県 (2020年4月20日). 2021年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月5日閲覧。
  3. ^ a b c d e “「このミステリーがすごい!」受賞の小説家、支援団体の推薦対象に 三木”. 神戸新聞. (2019年12月20日). オリジナルの2020年5月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200305181019/https://www.kobe-np.co.jp/news/miki/201912/0012973408.shtml 2020年5月5日閲覧。 
  4. ^ “『このミステリーがすごい!大賞』» 最終選考結果”. 『このミステリーがすごい!』大賞. http://konomys.jp/information/win-vol_18/ 2020年3月4日閲覧。 
  5. ^ 第六回アガサ・クリスティー賞二次選考経過”. 早川清文学振興財団WEBサイト. 公益財団法人 早川清文学振興財団. 2024年12月28日閲覧。
  6. ^ “玉城ティナ、学園ミステリーに主演 『そして、ユリコは一人になった』実写化”. ORICON NEWS (oricon ME). (2020年1月11日). https://www.oricon.co.jp/news/2153007/full/ 2020年3月4日閲覧。 

関連項目

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外部リンク

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