負犬の唄」(まけいぬのブルース)は、1976年8月に発売された川谷拓三のシングル。

「負犬の唄」
川谷拓三シングル
初出アルバム『殺られの美学』
B面 拓ヤンのブルース
リリース
規格 7インチシングル盤
ジャンル 歌謡曲
時間
レーベル キャニオン・レコード
作詞・作曲 荒木一郎(作詞)
平尾昌晃(作曲)
川谷拓三 シングル 年表
殺られ節
1976年
負犬の唄
(1976年)
人生しみじみジャイアンツ
1977年
テンプレートを表示

解説

編集

テレビ時代劇必殺からくり人』『必殺からくり人・血風編』の主題歌。放映時『からくり人』では1番が、『血風編』では2番が使用された。なお、映像のテロップでは「負け犬の唄」と表記されている。

番組のエンディングに使用されたテレビサイズは、レコード用フルサイズよりキーが高く(テレビサイズはヘ短調、フルサイズはホ短調)、コーダの演奏が異なっている。本編中で挿入歌として使われる際もテレビサイズが採用されている。フルサイズの音源はインストゥルメンタル[1]のみが使われた。

川谷自身は本作のシングル盤を持っていなかったという[2]

アルバム『殺られの美学』(1976年、キャニオンレコード、AF-6002)に収録されたものは、イントロ部分にセリフが追加されている。

1977年、川田ともこ(『新・必殺仕置人』の主題歌「あかね雲」の歌手)がアルバム『必殺シリーズ主題歌総集編 あかね雲』[3]にて本作をカヴァーしている[4]

収録曲

編集
  1. 負犬の唄(4分3秒)
    作詞:荒木一郎/作曲:平尾昌晃/編曲:竜崎孝路
  2. 拓ヤンのブルース(3分10秒)
    作詞:深作欣二/作曲:不詳/編曲:川上了

関連項目

編集

脚注

編集
  1. ^ オリジナルカラオケに主旋律の音を被せたものだが、テレビサイズと同様にヘ短調になっている。サウンドトラック・アルバムには「血闘からくり人」のタイトルで収録されている。
  2. ^ 必殺シリーズ オリジナル・サウンドトラック全集8 必殺からくり人/必殺からくり人・血風編』(キングレコード1996年4月5日CD規格品番:KICA-003008)ライナーノートより。
  3. ^ 必殺仕掛人』から『必殺からくり人・血風編』までの「初期必殺シリーズ」主題歌をカヴァーした内容。1979年『必殺仕事人』より「後期必殺シリーズ」とされる。
  4. ^ 歌詞中の「俺」もそのまま唄われている。