諏訪山古墳群 (東松山市)
座標: 北緯36度00分30.0秒 東経139度23分39.9秒 / 北緯36.008333度 東経139.394417度
概要
編集高坂台地北縁に築造された。1967年(昭和42年)の分布調査では前方後円墳3基を含む37基の古墳が確認されている。これらの古墳は有機的なつながりを持った一群とはいえず、そのため築造時期の早い諏訪山29号墳と諏訪山古墳(諏訪山35号墳)を古墳群とは独立した古墳と見なす場合もある[1]。
主な古墳
編集- 諏訪山1号墳
- 諏訪山3号墳
- 墳丘は採土工事により半分以上が破壊されている。片袖型横穴式石室。大刀3、鉄鏃11、刀子2出土。6世紀中頃の築造。
- 諏訪山4号墳
- 3号墳の西約150メートルに築造された円墳。無袖型横穴式石室。全長4.7メートル、幅1.75メートル。大刀3、鉄鏃6、刀子3、金環4、碧玉製管玉4、ガラス製小玉22、土製棗玉7、土製丸玉28出土。6世紀後半の築造。
- 諏訪山29号墳
- 1960年(昭和35年)の日本セメントの引込線の敷設工事による破壊とその後の崩落により北側の半分以上が失われている。当初は前方後円墳とみられていたが、1984年(昭和59年)の調査で墳長53メートルの前方後方墳であることが明らかにされた。出土した土師器から4世紀前半から中頃の築造とみられている。
- 諏訪山古墳(諏訪山35号墳)
脚注
編集参考文献
編集- 塩野, 博『埼玉の古墳 比企・秩父』さきたま出版会、2004年9月、248-269頁。ISBN 9784878913822。 NCID BA68966639。
関連項目
編集外部リンク
編集- 文化財一覧 - 東松山市