計算の神様
『計算の神様』(けいさんのかみさま)は、2023年12月25日20時から21時30分にIBC岩手放送が同局の開局70周年記念特別番組として企画・放送されたラジオドラマである。
概要
編集IBCラジオは、1953年の同日に「ラジオ岩手」として開局し、その満70周年記念日、かつクリスマス当日に、岩手県奥州市にある「国立天文台水沢VLBI観測所(旧・臨時緯度観測所)」を舞台にしたラジオドラマを企画した。
この臨時緯度観測所は1899年に創設され、初代所長兼技師の木村栄がこの場所で「Z項の発見」で話題となった。さらに1923年には女性職員を採用するようになり、当時の水沢市の女学校や、尋常高等小学校を卒業した子供らが、働きながらスキルを身に着けて、計算係として世界的な研究をバックアップした。このラジオドラマではその「計算係」の少女を通して、時空を超えた出会いを通した天体ロマンを、実在した人物をモデルにしたフィクションとして描かれた。
なお、放送を聴取できなかった地域・聴取者のために、2023年12月27日正午より2024年3月31日まで、ドラマパート部分(本編65分)をアーカイブで配信している。