角間町
金沢市の町
(角間新町から転送)
角間町(かくままち)は、石川県金沢市の町名。旧加賀国河北郡金浦郷角間村、同郡金浦村字角間、同郡浅川村字角間。住居表示は未実施。また、本町と関わりの深い角間新町(かくましんまち)についても記述する。
角間町 | |
---|---|
北緯36度32分45.7秒 東経136度42分31.4秒 / 北緯36.546028度 東経136.708722度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 石川県 |
市町村 | 金沢市 |
校下(地区) | 田上校下[1] |
面積 | |
• 合計 | 3.79 km2 |
人口 | |
• 合計 | 157人 |
• 密度 | 41人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
920-1164[4] |
市外局番 | 076 (金沢MA)[5] |
ナンバープレート | 金沢 |
地理
編集金沢市の東部、医王山麓に位置する。西で若松町、北で牧町・小二又町、東で田島町・清水町、南で田上町・戸室新保とそれぞれ接している。町域を石川県道・富山県道27号金沢井波線が横断する。 金沢大学角間キャンパスが所在している。
歴史
編集角間村の始まりは詳らかではないが、1670年(寛文10年)の村御印には村高144石、免5ツ3歩、山役108匁、蝋役1匁と記録されている[6]。
沿革
編集- 江戸期 - 加賀国河北郡金浦郷角間村が存在[7]。金浦組所属[8]。加賀藩領。
- 明治4年7月14日(1871年8月29日) - 廃藩置県により金沢県の管轄となる。
- 明治5年2月2日(1872年3月10日) - 金沢県が改称して石川県となる。
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行により、金浦村発足。同村の字角間となる。
- 1907年(明治40年)8月10日 - 合併により、浅川村の大字となる。
- 1957年(昭和32年)4月5日 - 浅川村が金沢市に編入され、同市角間町となる。
- 1980年(昭和55年)11月17日 - 金沢大学の角間地区への総合移転が決定[9]。
- 1982年(昭和57年)12月25日 - 大学移転事業のため住民の集団移住が決定[10]。
- 1989年(平成元年)8月 - 第Ⅰ期総合移転開始[11]。
- 1995年(平成7年)5月31日 - 第Ⅰ期総合移転事業完成[12]。
- 2005年(平成17年) - 第Ⅱ期総合移転事業完成[13]。
地名の由来
編集加賀一揆衆が戦いに敗れた時に本願寺派の兵を「匿った」ことから「かくま」の地名が付けられたとされている[14]。
世帯数と人口
編集2018年(平成30年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[3]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
角間町 | 149世帯 | 157人 |
小・中学校の学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[15]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 金沢市立田上小学校 | 金沢市立兼六中学校 |
町会
編集- 2015年現在、角間町に町会は存在しない。
施設
編集- 教育
- 金沢大学角間キャンパス
- 宗教
- 天理教梅路金沢分教会
交通
編集バス
編集金沢大学10時発までは金沢大学自然研前を経由しない。
- 加越能バス南砺〜金沢線 金沢大学中央バス停(金沢駅行は降車専用、南砺方面行は乗車専用)
道路
編集- 石川県道・富山県道27号金沢井波線
- 石川県道210号清水小坂線
角間新町
編集角間新町 | |
---|---|
国 | 日本 |
都道府県 | 石川県 |
市町村 | 金沢市 |
校下(地区) | 田上校下[1] |
面積 | |
• 合計 | 0.03 km2 |
人口 | |
• 合計 | 55人 |
• 密度 | 1,800人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
920-1163[17] |
市外局番 | 076 (金沢MA)[5] |
ナンバープレート | 金沢 |
地理
編集角間町の西、牧野台に位置する。
歴史
編集町域の変遷
編集実施後 | 実施年 | 実施前 |
---|---|---|
角間新町 | 1986年(昭和61年) | 若松町の一部 |
世帯数と人口
編集2018年(平成30年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[3]。
町丁 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
角間新町 | 21世帯 | 55人 |
小・中学校の学区
編集市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[15]。
番・番地等 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|
全域 | 金沢市立杜の里小学校 | 金沢市立兼六中学校 |
町会
編集- 角間新町町会
施設
編集交通
編集バス
編集- 北鉄バス(北陸鉄道・北鉄金沢バス・北鉄白山バス) 角間新町バス停
- 金沢大学発着の全便が通る。
- バス停自体は若松町に所在している。
註釈
編集- ^ a b 金沢市防災マップ ~校下(地区)別~ 金沢市役所、2015年6月8日閲覧。
- ^ 人口統計ラボ 石川県金沢市角間町2015年6月4日閲覧。
- ^ a b c d “町丁別人口・世帯数【改正後】”. 金沢市 (2018年4月1日). 2018年4月24日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2018年4月24日閲覧。
- ^ a b “市外局番の一覧”. 総務省. 2018年4月24日閲覧。
- ^ 「角川日本地名大辞典」編纂委員会(編) 1981, p. 236.
- ^ 石川県河北郡役所(編) 1920, p. 51.
- ^ 石川県河北郡役所(編) 1920, p. 64.
- ^ 金沢大学50年史編纂委員会(編) 2001, p. 718-720.
- ^ 金沢大学50年史編纂委員会(編) 2001, p. 767.
- ^ 金沢大学50年史編纂委員会(編) 2001, p. 780.
- ^ 金沢大学50年史編纂委員会(編) 2001, p. 787.
- ^ 金沢大学創基150年史編纂部会(編) 2012, p. 年表.
- ^ [1]
- ^ a b “金沢市立小中学校通学区域一覧”. 金沢市. 2018年4月24日閲覧。
- ^ 人口統計ラボ 石川県金沢市角間新町2015年6月8日閲覧。
- ^ “郵便番号”. 日本郵便. 2018年4月24日閲覧。
- ^ 金沢の区画整理 2015 金沢市都市整備局市街地再生課、2015年6月14日閲覧。
- ^ 金沢田上公民館(編) 1992, p. 68.
参考文献
編集- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会(編)『角川日本地名大辞典 17 石川県』角川書店、1981年。ISBN 4040011708。
- 石川県河北郡役所(編)『石川県河北郡誌』石川県河北郡、1920年。
- 金沢大学50年史編纂委員会(編)『金沢大学五十年史通史編 第7章 総合移転』金沢大学創立50周年記念事業後援会、2001年。hdl:2297/3178 。
- 金沢大学創基150年史編纂部会(編)『金沢大学創基150年史 年表』金沢大学創基150年史編纂部会、2012年。hdl:2297/34810。ISBN 978-4-8330-1873-9 。
- 金沢田上公民館(編)『わがふるさと、今・むかし -田上校下の歴史-』金沢田上公民館、1992年。