角 筑紫麻呂(つの の つくしまろ、生没年不詳)は、奈良時代から平安時代初期にかけての貴族。氏は都努とも記される。姓は朝臣。官位は従五位下・上総介。勲位は勲六等。
桓武朝の延暦8年(789年)従五位下に叙爵し、衛門大尉次いで中衛将監に任ぜられる。延暦9年(790年)武蔵介として地方官に転じる。しかし、延暦14年(795年)官物を盗み取ったとして免官に処された。
翌延暦15年(796年)には早くも赦されたらしく内厩助として官界に復帰し、延暦18年(799年)上総介に任ぜられ、再び関東地方の国司を勤めている。
『六国史』による。