角源泉
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角 源泉(すみ げんせん、明治4年9月18日(1871年10月31日) - 昭和17年(1942年)8月14日)は、日本の政治家、官僚。衆議院議員、新宮市長。山本七平の大叔父。
来歴
編集1871年(明治4年)和歌山県東牟婁郡三輪崎村、角三郎左衛門の三男として出生する。明治21年頃、上京し、河津祐之の書生として住み込む。
1893年(明治26年)和仏法律学校(現法政大学)仏語法律科卒業。1897年(明治30年)判事検事登用試験、文官高等試験に合格し、和歌山地方裁判所の検事代理に採用される。その後、司法官を辞し、通信官僚に転進する。
1911年(明治44年)台湾総督府事務官、台湾総督府通信局長心得を経て、1913年(大正2年)台湾総督府通信局長、1915年(大正4年)台湾総督府土木局長に就任する。1919年(大正8年)台湾電力副社長、大阪市電気局長に就任する。
1920年(大正9年)依願免本官の後、総選挙に三重9区より出馬するが落選。
1933年(昭和8年)初代新宮市長に就任( - 1935年(昭和10年)12月18日)。
1936年(昭和11年)第19回衆議院議員総選挙に三重2区より出馬し、当選するが、第20回衆議院議員総選挙で落選。
栄典
編集著書
編集- 『電力問題: 民有国営案を難ず』(1936)
- 『電力管理案の難点』(政治経済研究会、1939)
脚注
編集- ^ 『官報』第7394号「叙任及辞令」1908年2月22日。
参考文献
編集- 『怒りを抑えし者―「評伝」山本七平』 稲垣武著(PHP研究所)