親衛隊伍長
親衛隊伍長(しんえいたいごちょう)とはナチス・ドイツ親衛隊(SS)の階級SS-Unterscharführerの訳語の一つである。逐語訳して下級分隊指揮官と訳される場合もある。Unterscharführerは1934年に置かれた階級でありそれ以前はScharführer(分隊指揮官)が親衛隊伍長に相当していた。
親衛隊兵長(SS-Rottenführer)の上、親衛隊軍曹(SS-Scharführer)の下に位置する。
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襟章
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肩章
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迷彩服の階級章
知られている親衛隊伍長
編集- アドルフ・アイヒマン - 訓練に耐えられずSDに応募した。
- カスペル・スポルク - 武装親衛隊オランダ人義勇兵。ソ連軍戦車を多数撃破し、騎士鉄十字章を受章。
- フランツ・シェーンフーバー - 第33SS武装擲弾兵師団に所属。戦後は極右政党「共和党」党首として活動し、欧州議会議員となった。
- ハインリヒ・ウンファーハウ - T4作戦(障害者やユダヤ人などの安楽死計画)関係者。のちベウジェツ強制収容所やソビボル強制収容所の看守。
- エルンスト・ツィールケ(Ernst Zierke) - 同上。
- ロベルト・ユールス(Robert Jührs)- 同上。
- フランツ・ズーホメル(de:Franz Suchomel)- トレブリンカ収容所の看守。